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本屋で見かけて、装丁とタイトルが何となく気になった本「昨夜のカレー、明日のパン」。夫婦脚本家の木皿泉(藤子不二雄みたいに二人でやってる名前)が書き下ろした初めての小説だそうな。ちょっと立ち読みをしてみると、すごく読みやすい文体でさらーっと…
先月、村上春樹の新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が発売された。「1Q84」に続き、店頭に並んだと同時に凄まじい売れ行き。ぼやっとしてたら、もう主だった書店には無くなってた。じゃあ、Amazonで買えばいいじゃん・・と思ってたら、ここ…
昨日は当院の創立記念日。毎年記念講演があるんだけど、今年はノートルダム清心学園理事長の渡辺和子さんに来ていただいた。有名な方ではあるけど、実際にお話を伺ったことがなかったので、何とか仕事の段取りをつけて90分の講演を拝聴した。 午前中はノート…
今日は当直明け。次のライブまで一週間を切ってる中、日々のduty workをとにかく必死でこなしてる。もちろん、ちゃんと最終リハもやってます(笑)。全曲僕のオリジナルで構成してるのは変わらないけど、曲の構成に関してバンドメンバーのOkada&JON氏が新提…
時間ができたときに少しずつ読み進めてきたこの本、「小澤征爾さんと音楽について話をする」。小澤征爾と村上春樹の対談集で、カラヤン、レーナード・バーンスタイン、グレン・グールドなどにまつわる思い出や、指揮者がどのようにオーケストラと対峙して音…
昨年末、J-WAVEの「JAM THE WORLD」に「ユナイテッドピープル」代表の関根健次さんが出演していた。1クリックで募金ができるイーココロなどを開発し、ITを利用したソーシャルビジネスを展開していたが、会社そのものを千葉県の房総半島南部に位置するいすみ…
今日で東日本大震災から9ヶ月。毎月巡ってくるこの日も、年の瀬ともなると少し違った感じがする。復興に向けてまだまだやるべきことがあり、来年に持ち越す懸案事項も多々ある。単純に「良いお年を」とは言えない状況だけど、人々の努力によって少しずつ前進…
中日ドラゴンズが昨晩セ・リーグ2連覇を決めた。一時は当時の首位ヤクルトと10ゲーム差あった中から奇跡の大逆転。思い起こせば、1996年に長島巨人が11.5ゲーム差をひっくり返し、最終ゲームで中日に勝利して「メークドラマ」を成し遂げた。この時、落合は…
最近、ドラッカー流行りだ(ほぼ日の特集はこちら)。経営という概念を提示した思想家として近年注目を集めている。最近では、ドラッカー理論を小説化したもの(「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」)まで出版され…
最近まとまった時間がなかなかとれなくて、本もろくに読めない。寝る前に読んでると、すぐに眠くなっちゃうし。頭を使う内容だと、すぐにグロッキー(笑)。 で、久々に手にしたのがこれ。「黄昏」っていう、南伸坊と糸井重里の本。ほぼ日で連載された二人の…
口内炎もなかなかよくならず。口の中にものを入れるだけで痛いけど、かと言って食べてビタミンとらないとよくならないし。もう修行だと思って食べてる。まあ、適度に(過度に?)アルコール消毒をしているのがよくないのかもしれないけど(笑)。 こんな状態…
先月の準備号に引き続き、このたびMessage OKAYAMAっていうフリーマガジンが創刊に。Messeage Kobeの姉妹誌なんだけど、元々は、阪神大震災の後に神戸の人たちを元気づけようというコンセプトで発行された。神戸復興後はその役割を終え、今は世界へのメッセ…
最近、村上龍の小説「愛と幻想のファシズム」を読み返している。初版は1987年で、日本がバブルと言われる好景気に沸いていた頃。そんな時代に、日本が未曾有の経済危機に見舞われて存亡の危機に瀕し、一人のカリスマ(鈴原トウジ)によって大きく変革してい…
先日、ふと目にした新書。晩年はフランスに帰化し、レオナール・フジタとなった藤田嗣治の、「画家」以外の側面を紹介した「藤田嗣治 手しごとの家」。 第一部から順に、「住まう」「手づくりする」「集める」「写す・写される」「書く」の五部構成で、素晴…
別に珍しい植物の図鑑ではありませぬ。「The ART of AVATAR ジェームズ・キャメロン『アバター』の世界」という、アバター制作の下地となったアートワークの画集。その中の、衛星パンドラの植物を描いたもの。 あまりにもよくできたCGのため、現実と虚構との…
今週は風邪にあけくれた一週間。ただ、そういうときって逆に健康の有難さに気づかされる。忙しさに紛れて忘れていたようなことまで考えることができるし。 先日、何気なく本屋で見つけた文庫本。曹洞宗の住職であり、庭園デザイナーでもある桝野俊明さんが書…
先日の学会で、建築家:安藤忠雄の特別講演を聞く。医学系の全国学会では、主催する大学が参加者に対するホスピタリティーのひとつとして有名人を呼ぶことが多い。中でも印象に残っているのは、まだ脳梗塞で倒れる前の長嶋茂雄。世間で思われてるようなカン…
「ノルウェイの森」を読み返してから、どうもぶりがついたみたいで。現時点で村上春樹の一番最近作長編小説(といっても2004年初版)「アフターダーク」を再び読む。あえてこう書いたのは、来週の金曜日、5月29日に待望の新作が発売される。題名は、「1Q84」…
先週末、ちょっとホットな報道が。村上春樹のベストセラー「ノルウェイの森」が映画化されるのは知ってたけど、そのキャスティングが決まったとのこと。 主人公のワタナベには、松山ケンイチ。直子は、菊地凛子。緑は、水原希子という新人。キャスティングに…
連休中に書棚からふと取り出してみた昔の本。ウェブスター作「あしながおじさん」。 孤児院で育ったジュディが、ジョン・スミスと名乗る評議員から援助してもらうことになり、大学へ進学する。条件は、月に一度手紙を書くこと。ジュディは、スミス氏のことを…
先日、丸善でたまたま見つけた本。もちろん内容も大事だけど、本の装丁ってすごく重要。同じような意味で、昔は「ジャケ買い」なる、レコードジャケットだけ見て、ピンと来たものを買うなんてのもありだった。本屋の場合は、装丁に惹かれて立ち読み、こりゃ…
久々に映画館へ足を運んだ。2部作で、すでに後編が上映されているが、まずは前篇の「チェ 28歳の革命」。 アルゼンチン人医師でありながらキューバ革命に参加した、エルネスト・チェ・ゲバラの生涯を、スティーヴン・ソダーバーグ監督、ベニチオ・デル・トロ…
物理的・時間的制約のある仕事をしていると、この場では手にすることのできないものが欲しくなる。昨日も『今、ここにラフロイグがあったら気付け薬になるのになあ』って考えてた。 最初にこのシングルモルトウイスキーを教えてくれたのは、表町のほろよいマ…
世間的には不況の嵐が吹き荒れており、巷では何かと節約ブーム。自分だけは例外なんてことはなく、そういう面ではだらしない自分も、今年の目標はエコと節約。そんなわけで書店で目にとまった二冊をご紹介。 一冊目は、「イギリス式年収200万でゆたかに暮ら…
構造主義の先駆けである、フランスの社会人類学者:クロード・レヴィ=ストロースが、昨年11月28日に100歳の誕生日を迎えた。そのお祝いというわけでもないだろうが、レヴィ=ストロースへのオマージュとも言える本が出版された。 パリ郊外にある教授の別荘…
昨日は妙な文章で失礼しました。やはり腹が減ってはいくさはできませんな。でも、おいしいものを食べた時の記憶って、思い出しただけで幸せになるでしょ?そして、その時のシチュエーションとかもね。 そんな素敵なお話がいっぱい詰まっている本をご紹介しま…
最近、TKをはじめ、同名の人が話題になることが多い。先週末、OJF打ち上げの最中に筑紫哲哉さんの訃報を聞いた。肺がんであることを好評して闘病しているとは聞いていたが、俳優の緒方拳さんと同様に潔い生き方ならぬ逝き方なんだろうなと思う。 今、筑紫さ…
忙しさに紛れてなかなかブログ更新もできていなかったのですが,とにかく現在の状況に追いつくべく書いていきますね. この前「欲望」について書きましたが,自分なりの「欲望」をスマートに,そしてある時には泥臭い表現をしながら,確実に実績を積み上げて…
先週末から引き続いて,ずーっと忙しく,あっという間に時間が流れていってます.2月って昔はもう少しのんびりしてたんじゃないかなあ?って思いますけど,今の時代はそういう季節感ってなくなってるんでしょうね. こういう時だからこそ,忙中閑ありで暇を…
仙台からの帰りがけ,新幹線の中でたーっぷり時間があったので,久々にじっくり本を読むことができました.長距離列車の中って,何故か本がよく読めるでしょ?最近は新幹線もどんどんスピードアップしてきて,岡山からだと名古屋くらいまでだったらゆっくり…