連休中に書棚からふと取り出してみた昔の本。ウェブスター作「あしながおじさん」。
孤児院で育ったジュディが、ジョン・スミスと名乗る評議員から援助してもらうことになり、大学へ進学する。条件は、月に一度手紙を書くこと。ジュディは、スミス氏のことを「あしながおじさん」と呼び、その後の生活をつづった手紙の内容を基に物語が進行するシンデレラ・ストーリー。
改めて読んでみると、現代の大学生活にも通ずる内容。この本を読んだのは中学生の頃だったから、今の年齢で読み返すと頷けることが多い。出版されたのは1914年、第一次世界大戦が始まったころ。当時の日本からすると、いかにアメリカが裕福でゆとりがあったかがわかる。
思い出してみると、子供の頃はアメリカの児童文学作品をよく読んでいた。マーク・トウェインの「トム・ソーヤーの冒険」「ハックルベリ・フィンの冒険」を筆頭に、「赤毛のアン」「若草物語」「オズの魔法使い」などなど。ディズニー系アニメでもわかるように、苦難を乗り越え何かを達成するストーリーは古きよきアメリカならでは。
昼下がりにこういう本を読みながら、いつのまにかうたた寝して、夢の中で冒険する・・なんていいと思わない?