世間的には不況の嵐が吹き荒れており、巷では何かと節約ブーム。自分だけは例外なんてことはなく、そういう面ではだらしない自分も、今年の目標はエコと節約。そんなわけで書店で目にとまった二冊をご紹介。
一冊目は、「イギリス式年収200万でゆたかに暮らす」という本で、著者の井形慶子さんは、この「イギリス式〜」シリーズを何冊も書いている。
内容的には、堅実なイギリス人の暮らしが描かれていて、まさにハリーポッター的。古いものを大事に守り、贅沢を戒める。いいなあとは思うけど、ちょっと自分には無理っぽい感じ。
二冊目は、「フランス人のケチの美学」。
これはおもしろかった!美と芸術を愛するフランス人が、普段の生活では徹底的にケチなことを具体的に解説してる。フレンチトーストというと何かお洒落な感じがするけど、元々は古く固くなったパンをふやかして食べる方法らしい。
ただ、単にケチなのではなく、如何に頭を使ってお金を使わないようにするか?という命題に真剣に取り組んでいるわけで、これはやってみると結構おもしろい。日本で言えば大阪のおばちゃん的な感じで、ちょっとお得なものを自ら努力してゲット、浮いたお金で宝塚歌劇なんかへ行って楽しむみたいなね。
ラテン的に、ケチを楽しむ。イギリス式よりも、こっちの方が自分には合ってる〜と感じた次第。
ちょっと武士道から外れるかもしれないけどご勘弁を。