今日で10月も終わり。ということは、今年もあと2ヶ月!本当に月日の過ぎるのは早いなあ・・と感傷に浸っている場合ではない。忙しくて書けなかったことがどんどん溜まってくる〜 というわけで、この週末に一挙大放出してキャッチアップ!
上野の森美術館で北斎展を観た後、お天気もよかったので上野恩賜公園内をブラブラしてた。ふと目についたのが寛永寺の清水観音堂。京都の清水寺に倣って建てられたものだけど、何か変わった形の松があるぞ??
お堂の方へ行ってみるとこんな感じに見える。
これ、「月の松」っていうもので、江戸の風景を取り戻すために2012年12月に復活したらしい。ちょうど円形になっている松の枝から、不忍池の弁天堂が見える。これ、なかなか粋だよね?
少し気分が上がったので、不忍池に沿ってお散歩。辺り一面に蓮が広がっている。都心にこういう緑があるのはいいね。
しばらく歩いてると、旧岩崎邸庭園こちらという看板あり。あ、そうか。いつの間にか、上野広小路あたりまで来てたんだ。それなら、折角だから寄っていこう・・
砂利が敷かれた坂を昇っていくと、旧岩崎邸の入り口が見えてきた。
明治時代に三菱財閥の創始者:岩崎弥太郎が土地を購入し、その後三代目の岩崎久弥によって建てられたもの。パッと見ると、イーグルスの名盤「ホテル・カリフォルニア」のジャケット写真みたい。こういうクラシックスタイルの建築は好き。
内部も公開されてるけど、重要文化財ということで写真撮影は不可。でも、庭園側に出てみると・・
美しい洋館が一望できる。風と共に去りぬの1シーンみたいに、バルコニーからスカーレット・オハラがドレス姿で出てきそう。背後に見えるのは東京大学医学部附属病院。こういうシチュエーションで仕事できたらいいよね。
その隣には、また趣の異なった建物が。山荘みたいにみえるけど、ここはビリヤード場。江戸時代が終わり、明治になってからそんなに時間が経ってないのに、ここまでの建築ができるんだなあと感嘆する反面、庶民とは異なる世界がいつの時代にもあるんだよなあ・・と嘆息。でも、昼下がりに江戸から明治まで何となくブラっと歩いたような気分にはなったね。