昨晩の日本VSパラグアイ戦。惜しかった〜。これまでの日本代表の試合って、あ〜やられる!ってヒヤヒヤしたり、こんなところで点をとられるなんて!って頭を抱えるようなことが多かったんだけど、今回は違ったもの。長時間に渡り緊張を強いられたけど、そのスリルを楽しめたっていうか。日本人に合うゲーム運びってこういうんじゃないかなって思った。
ワールドベースボールクラシックで日本が優勝したときもそう。決してホームランがバンバン出たりするようなパワーゲームじゃない。バントをして手堅く塁を進め、最後は犠牲フライとか、時にはスクイズとか。4番打者でもチームパッティングをする。そういうのが日本人らしいんだよね。
南アフリカ大会のロゴみたいに、アクロバティックなシュートやら、そういう名人芸的な個人技ももちろん見てて楽しいけど、勝負の世界ってもっと泥臭いもの。とにかくどんな形でもいいから勝ちにこだわる。だからこそ、PK戦で負けたとき、ほとんどの選手が涙していたんだろう。それだけ勝ちたかった気持ちが伝わってきたもの。
ドーハの悲劇、ジョホールバルの歓喜などとともに、この120分の死闘はどんなふうに語り継がれていくんだろうか?初めて日本のサッカーが世界レベルで勝ちに行った試合として皆の記憶にはずっと残るだろうね。