手書き楽譜の写真でもお分かりのように,ジャズのスタンダード曲の中でも,「My Funny Valentine」はお気に入り.この曲,特にバレンタインデーとは何の関係もなく,元々は1937年に上演されたミュージカルコメディーの挿入曲.女性がValentineという名の恋人(もちろん男性)に対して歌うもの.出だしの歌詞は,
私の変てこなバレンタイン、スイートで面白いバレンタイン、
あなたは私を心から微笑ませてくれる
あなたのルックスは笑えるわ、写真向きじゃない
でもあなたは大好きな芸術作品なの
っていう,私の彼氏はブサイクだけど,でも好きなのよっていうこと.
インストで有名なのは,もちろんマイルス・デイビス.
ライブ演奏だけど,これは名盤.マイルスのミュート・トランペットが冴え渡る.
ボーカルものでは,やはりチェット・ベイカー.
これ,女性が聴いたら,たぶん一発でまいってしまう感じね.
女性ボーカルでは,ジャズシンガーではないんだけど,女優のミシェル・ファイファー.
1989年の映画,「恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」で歌手役で出演し,実際に歌ってる.ラストのエンドロールのところで,彼女の歌うMy Funny Valentineが流れ,ちょっとじーんとくる.
あ〜,今晩DVD借りてこよっかなあ?