森山良子がジャズを歌う、この意外なキャスティングに似合う人は誰？あれこれ候補を考えたけど、やはりこの人しかいない。希少な女性ジャズヴァイオリニスト：寺井尚子。かつて、彼女は2006年のOJF-5にて宇崎竜童(vo)・大隅寿男(ds)らとともに来演している。ちなみにこの時にはデビュー間もない小林香織(sax)、noon(vo)、市原ひかり(tp)も出演してて、今のAKB48みたいな感じで「よろしくお願いしま〜す」って握手してもらったのを覚えてる（笑）。
で、その時の寺井尚子はというと・・・とにかく迫力があった。ステージで見る印象よりは小柄でほっそりしてる。でも、アーティストとしての雰囲気はすごかった。もちろん演奏も素晴らしくて、ジャズというフォーマットでヴァイオリンをここまでエモーショナルに演奏できるものかと思った。
まるで歌うように奏でられるヴァイオリン。すごく艶のある音で、一回聴くとまず彼女の虜になってしまう。そう、国民的歌手：森山良子の競演者としてはぴったり。この話をOJFから持ちかけると、過去に二人が同じステージに立ったことはないらしく、二つ返事でOKをもらったというわけ。
ちょうど、初めてのジャズ・スタンダード曲を演奏したアルバムが今年の始めにリリースされたところでもありグッドタイミング！是非、このMy Songっていうアルバムも聴いてみて欲しい。僕は、ワルツ（3拍子）で演奏される8曲目「Donna Lee」がお気に入り。Jazz Dreamer 2010でも是非演奏して欲しいなあ〜
