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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

ビヨンセとB級グルメ vol.2

 記憶が薄れないうちに続きを書きますね.

 180円びっくりラーメンで腹ごしらえした後に,野田駅からJR大阪環状線にのって大阪城公園駅まで移動しました.コンサート会場は大阪城ホールです.学生の頃にスティービーワンダーのコンサートに来たのですが,それ以来だったので懐かしい感じがしました.ホールの廻りには,たこ焼きとかトウモロコシ焼きとかの屋台がつらなっており,ビヨンセなんだけどやっぱり「大阪やね」という感じでした.

 そして,どんどん人が増えてきたんですが,ぱっと見て「なりきりクリスタルケイ」みたいな女の子がやっぱり多いんですね.私をディーバと呼んでちょうだいみたいなルックスの女の子の一団が,ぶわーっと自転車(!)でやってきて植木の近くに駐輪しているのを見て,これもやっぱり「大阪やね」という感じでした(笑).

 一応プログラムを買っておこうと思ってグッズ売り場に並んでみたのですが,予想にたがわず,廻りの「なりきりクリスタルケイ」みたいな女の子にどんどん割り込まれて僕はちっとも前へすすめません(トホホ).

 「あー.あのバンダナ,めっちゃかっこええやん.こうとかなそんやなあ.これちょうだい」と女の子がグッズ売り場の人に言ってるんですが,今度は店員さんが「このバンダナの図柄,印刷がちょっとずれてるのしか残ってないんですけどいいですか?返品はききませんけど」って答えてるんですね.そしたら,連れの彼氏と思われる男の子が,「まーこのさい,ええやん.ビヨンセやし」と言ってるんですね.

 いったい,何がビヨンセやねん!とちょっと突っ込みたくなりますが,この「ビヨンセやし」と言えば何か全部許されるような感じもあって,僕も心の中で,「まー割り込まれてもええか,ビヨンセやし」とつぶやきながら何とかプログラムを手に入れることができました.

 ぎりぎりでチケットを手に入れたにもかかわらず,前後左右ともに真ん中辺りのアリーナ席で,PA(音響)オペレーター席の右横でした.予定開演時間から約30分遅れてビヨンセが登場したときには,一気に会場内のボルテージが上がりましたね!生で見るビヨンセはテレビなどで見るよりもよりスマートでした.歌唱力もスタイルも抜群,おまけにダンスもよいということで3拍子そろった歌手だなあと改めて感心しました.

 ただひとつ難を言えば,PA席のすぐ隣であったにもかかわらず低音が出すぎていてちょっとバランスが悪かったですね.いわゆる,クラブなんかで聞くサウンドに近い仕上がりにわざとしているのかもしれないんですが,バスドラムやベースの音がボンボン出ていて,広い会場なのにあんまり中音域の広がりが感じられませんでした.

 バックバンドは全員女性,ツインドラムにパーカッション,バックコーラス3人,キーボード2人(このうち一人は日本人女性でした.辻 利恵さんという名前で結構うまかったですね.詳細はこちhttp://www.tv-asahi.co.jp/ss/227/special/top.html),ギター,ベース,それにトランペット,サックスが一人ずつといった構成で,それぞれに見せ場を作っていたもののやはり音の抜けがいまいちでしたね.もったいない感じがしました.まあ,基本的にお客はビヨンセを見るために来ているので,衣装替えやダンサーとのかけあいなどが見せ場になるのだとは思うのですが,これだけの歌唱力があるのだからもっとサウンドで勝負してみてはどうなのかなあと感じました.

 それと,もうひとつ思ったのは,桁違いのパワフルさです.10数曲を歌いきり,なおかつ途中でダンスもかなりこなしているにもかかわらず,息切れひとつせず,また声が裏返ったり,かすれたりするようなこともなく,平然とステージをこなしていました(口パクではなかったです.念のため).アリーナ席の人たちは基本的にずっと立ちっぱなしで見ているわけなんですが,これでもかこれでもかとビートの効いたサウンドが出てくるのに最初は踊ったりしてましたけど,半分くらい過ぎた時点で皆疲れてきてましたね.若い世代でも,こういうブラックミュージックに最後までついていけないところを見ると,やはり日本人はまだまだ薄味だなあとも思いました.もっと,お肉を沢山食べて,濃いぃー日本人にならんといかんですたい!!

 今回はビヨンセばかりになってしまいましたね..B級グルメに関しては,またこの次に...