アルファGTを手放してから1ヶ月半。この間どうしていたかというと、ディーラーの好意で代車を借りてた。少々古くても、あるいは状態が悪くてもいいから、アルファロメオの車がいいとリクエストをしたら、ちょうどぴったりな車が。それがこの初期型の156(個人的に、2003年にジウジアーロによってフェイスリフトされる前の、このいかにも悪そうなフロントマスクが好き)。
既に21万5千キロ走ってる車で、なおかつマフラーに穴が開いてて(笑)、暴走族と間違われるほどすんごい排気音がする。走行中はさして気にならないんだけど、信号待ちで停車している時などかなり恥ずかしい。おまけに左ハンドルで運転席が歩道に近いから、道路脇にいる歩行者に車内を覗き込まれたり。で、ハンドルを握ってるのが僕みたいなオッサンだと、あれ?みたいな顔をして通りすぎていく。こちらも、年甲斐もなくどうもすんません〜的な感じで(笑)。
サスペンションもヘタってて、道路の段差を乗り越えるときはシートの上で身体がバウンドするかと思うほど。ただ、1ヶ月半も毎日付き合ってると結構愛着が湧いてくる。CDプレイヤーが壊れててラジオしか聴けない、空調のツマミも壊れていて暖房が効いているのかどうなのかわからない・・・でもね。21万キロ以上も走行しているのに、エンジンは結構元気。2リッターのツインスパーク4気筒エンジンは、回すとちゃんとアルファサウンドを奏でる。それに10年以上も前の車だけど、今もってスタイリングは秀逸で古さを感じさせない。
そんな156とも今日でお別れ。何か名残惜しいけど、次への期待も膨らむっていう微妙な男心でございます。