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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

EMOTION & COMMOTION〜ジェフ・ベック

    
 7年ぶりに出たロック界最高のギタリスト、ジェフ・ベックのニューアルバム。「Emotion & Commotion」、タイトルどおり「感動と興奮」の内容だ。
 ピアノやキーボードを弾いてるにもかかわらず、僕はギタリストのアルバムが好きで。ロックバンド上がりっていうのもあるかもしれないけど、やっぱりギター弾きに憧れる。
それに、ジャズを聴くきっかけになったのは、高校時代にジェフ・ベックの「Wired」っていうアルバムに入っていた「Led Boots」をコピーしてバンドで演奏したことなので。
 今回のアルバムでは、切れ味のよいロックギターのみを期待すると少し肩透かしをくらう。しかし、ジャズ・ファンク・クラシック、あらゆるジャンルを超越してジェフのギターが奏でるサウンドは、天上のものと言えるほど美しい。特に、ストリングスオーケストラをバックにした「虹の彼方に」「誰も寝てはならぬ(オペラ、トゥーランドットより)」は、主メロがギターなのにまるで歌っているかのよう。日本版のみに収録されている、「Cry me a river」も秀逸。
 そうそう、こういうサウンドなんだよね。僕が求めているのは。ロックでもなく、ジャズでもなく、はたまたフュージョンというくくりでもなく。自分の好きな曲を自分なりに演奏したいと思ったら、こうなりました・・・って感じ。それもその道の達人が脱帽するほどの完成度で。
 エリック・クラプトンジミー・ペイジもいいんだけど、やっぱり僕のヒーローはジェフ・ベック!Yeah!!