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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

臥龍山荘を訪ねる

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 道後温泉で一泊した翌朝、改めて商店街を歩いてみるとアーケード内には微笑ましい写真が(^^)。道後オンセナートのアート作品「坊っちゃんたち」で、このシリーズがこの奥に幾枚か続いていた。
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 レトロな道後温泉駅から、松山駅まで移動する。乗車したのは・・
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 ハイ、坊っちゃん列車!昔はミニSL(蒸気機関車)だったけど、現在のものは環境に配慮してディーゼルエンジン(厳密には気動車)。でも、客車は当時のものを忠実に再現していて、乗り心地はかなり悪い(笑)。腰痛持ちにはちょっと厳しいかな。松山駅から向かったのは伊予大洲駅。
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 駅近くの自転車屋さんでレンタサイクルを借り、大洲の中心地方面へ。目指すは、肱川随一の景勝地と言われる「臥龍の淵」。ここに、「臥龍山荘」というミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで一つ星を獲得した施設がある。中でも、「不老庵」という肱川に突き出すように立てられた茶室が有名で、是非対岸から見てみたかった。
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 手前の河原から川縁へと進み、目の前には絶景が。肱川(ひじかわ)がちょうど蛇行しているポイントで、手前側は川底が見えるくらいの清流なんだけど、淵付近は深い青色を呈していて美しい。そこに、山水画の如く佇む不老庵(写真左側で崖にへばり付くように建っている)。本当に素晴らしい風景で、これだけでも大洲に来てよかったなあ・・と思えるくらい。
 再び肱川を渡って戻り、臥龍山荘へ。大洲歴代藩主が遊賞の地として使用したところを、明治の貿易商:河内寅次郎が買い取り、築造した別荘。構想10年、着工3年8ヶ月もかけただけあって、隅から隅まで美しい設計。
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 母屋の「臥龍院」内部には、手の込んだ透かし彫りが施された欄間が随所に。障子の合間から見える景色も計算され尽くしている。
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 「臥龍院」を出て振り返ると・・
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 美しい庭園が。全体を見渡してもよし、燈籠など細部を見てもよし、人の手で作られたものではあるけど、自然と一体化しているかのような出来栄え。
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 「知止庵」という小さな茶室があり・・
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 更に奥へと進むと・・
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 先程、対岸から眺めた「不老庵」が見えてくる。
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 ここからの見晴らしは本当に気持ちいい。ちょうど団体の観光客がいなくなった後でもあり、自分一人でこの空間を独占できちゃった(^^)。
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 臥龍の淵に枝垂れる、藤の花。こちらは自然のまま。また、季節を変えて再訪したいな。
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 名残惜しくも「臥龍山荘」を後にし、「おおず赤煉瓦館」を急いで見学し、伊予大洲駅へ舞い戻り・・
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 列車に再び乗り込んで次の目的地へ〜