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As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

いざ、大井川鐵道へ!  

 静岡で富士山を拝んだ後に、浜松まで移動。予定していた仕事を済ませた後に、JR東海道線金谷駅へ。その改札口を出ると、右手に大井川鐵道金谷駅がこじんまり建っている。
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 写真左側はJR東海道線の線路。右手の単線が大井川鐵道で、ここで乗り換えて・・・
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 新金谷駅へ到着。この駅舎の佇まいも何とも言えずレトロ。こういう木造の洋風建築って大好き。
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 ハイ、勘のいい方はもう気づいているでしょう(^^)。何をしにきたか?というと、SLに乗りにきたのです!
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 現在、日本国内で実際に走っているSLはいくつかあるんだけど、(JR九州のSL人吉乗車記はコチラ)、大井川鐵道は1976年(昭和51年)にSLの動態保存運転を行ったことで有名。そして、近年注目を集めているのは・・・
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 「きかんしゃトーマス」を実際に走らせていること!トーマス列車は週末のみ運行されていて、ほとんど予約はとれない状態らしい。ちょうど、新金谷駅には、赤色のジェームス号と青色のトーマス号が連結されてた。乗り鉄の僕としては、どうせ子供だましだよな・・なーんて思ってたんだけど、間近で見るとマジにテンションが上がる!(笑)
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 右手に見える手動の転車台には、C12型の蒸気機関車が。これにジェームスとトーマスが揃い踏みすると、いや〜嬉しい!いったい、何台のSLがあるの?って(^^)。
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 ホームに戻ると熟練した機関士さんが手際よく機器を操作していた。SL人吉は比較的スマートな感じで、ああ、蒸気機関車が実際に動くんだ〜くらいの印象だったけど、このC11型はとにかく荒々しい。ホームで待っている間にも、細かな石炭の粒が雨あられと降り注いでくるし、傍にいるだけで蒸気の熱気が伝わってくる。
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 客室内もまるで映画に出てきそうな、レトロな雰囲気。SL人吉の客室内はエアコンが効いていたけど、こちらは天井に付いている扇風機のみ。しかし、これも空気を循環させるくらいの効果しかなく、基本的には開け放たれた窓から入ってくる風に頼るのみ。すると、当然ながらトンネルに入ると、客室内にススが入ってくる(笑)。まあ、これもまたSLに乗ってる感を増幅させる。
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 暑さしのぎに内輪でパタパタ扇ぎながら、地ビールを飲みつつ、駅弁(大井川ふるさと弁当:マイウ〜でした)を頬張りながらの移動。車窓からは・・・
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 こんな茶畑や・・
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 大井川上流の美しい風景が眼前に広がる。だからね、少々ススが入ってきたって全然気にならない。それどころか、レールの継ぎ目を乗り越えるゴトンゴトンという音、ドッドッドという蒸気機関が動く音(けっしてシュッシュポッポではない)や時折鳴らされる汽笛の音が加わって、乗ってるだけでとにかく楽しい!!
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 この吹き上がる黒煙をご覧あれ。まるで噴火する火山の如く、蒸気の熱風とともに石炭の粒やススを辺りに撒き散らす。蒸気機関という機械ではあるものの、活き活きとした躍動感に溢れている。静態保存されているものでは絶対に味わえない蒸気機関車の醍醐味を感じる。
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 千頭駅に到着するまでの約1時間、たっぷり楽しんだ後は、ヒロとパーシーがお出迎え(^^)。ヒロは2010年に公開された劇場版『きかんしゃトーマス 伝説の英雄』の登場人物(機関車)で、映画では故障したまま、長い間放置されていた。トーマスと仲間たちは「ヒロを修理し、再び走らせよう」と奮闘し、再びこの日本の地で出会うという物語に沿った趣向らしい。
 ウン、大井川鐵道、なかなかやるじゃん!これからも頑張って!と心の中でエールを送りつつ、バスに乗り換えた(続く)。