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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

「醍醐桜」へ  


 先月から医療支援目的で、県北の病院に月1回サポートに行ってる。午前中だけ外来診察をして、午後には岡山に戻ってくるんだけど、行き帰りはその病院が契約しているタクシーで送迎してもらえる。今日の運転手さんはすごく話好きで、行きの道すがら何となく打ち解けてしまった。
 で、午前の仕事が終わって岡山へ送ってもらうときに、「天気もいいし、帰りがけにちょこっと醍醐桜に寄れませんかねえ?」と尋ねてみたら、「ああ、いいですね〜それは!」と快諾。病院とは一日契約だから追加料金も不要とのこと。「じゃあ、お願いします!」と頼んだのはいいんだけど、運転手さんは僕と同じく岡山市の住人で県北の地理には不案内。醍醐桜も見に行ったことはないらしい。(勿論、僕も)
 「いやー、有名ですよね、醍醐桜。ナビで目的地設定すればOKです!」ってことでとりあえず発車したものの、数分して目的地に到着と表示された。「あれ〜意外に近いんですね」と運転手さんは自画自賛しているけど、桜の木など影も形もない。「ちょっと、その辺の人に聞いてみます」と言って車を離れた後、顔を曇らせながら帰ってきた。「あのー、『醍醐桜』っていう商標を持ってるお店に来ちゃったようです・・・」って。そう、僕らはジェラートやワインを作ってる「醍醐桜」っていう会社に到着したわけ!(笑)
 がっかり顔の運転手さんを励まし、スマホで本当の醍醐桜への道順を検索。ここを曲がって、この道を進んで・・と僕が後部座席からナビゲーションして、今度はちゃんと到着!既に桜の花は散ってたんだけど、華やかさというよりはどっしりとした風格が感じられて、葉桜でも全然いけてる感じ。
 「いやーいいもの見せてもらいました!」と運転手さんも満足な表情。醍醐桜の手前にあった露店でたい焼きを買い、ここまで連れてきてもらったお礼にプレゼントし、二人で頬張りながら帰路に着きましたとさ。