先週の福岡行きでのスピンオフネタ。電車の中吊り広告で見かけた「九州八十八湯めぐり」。
鹿児島ならいざ知らず、福岡に来て温泉とは全く考えてなかったけど、少し興味をそそられた。サイトを見てみると、太宰府に程近い二日市に温泉があるとのこと。博多駅から各駅停車の普通列車でも20分少々だし、足を延ばしてみることに。
駅前は鄙びた感じ。ようこそ二日市温泉へ!って書いてはあるけど、よくある温泉街っていう雰囲気ではない。とりあえず、温泉があるのは駅の出口とは反対側なので、スマホのグーグルマップを頼りに15分ほど歩いていく。
二日市温泉の開湯は奈良時代、大伴旅人の詠んだ歌が万葉集に記されているという。100年ほど前までは、福岡県内で唯一の温泉だったらしい。外湯として残っているうちの一つ、「博多湯」へ到着!
ぱっと見は普通の銭湯みたいだけど、辺りには硫黄臭が立ち込めている。最近よくある、とにかく掘ってみたら温泉が出ちゃいました・・的なナンチャッテの単純温泉ではなく、東北地方にみられる本格的な温泉っぽい感じ。入湯料は300円とリーズナブル。自動販売機でチケットを買って、いざ中へ。
この写真は九州八十八湯めぐりの博多湯紹介ページから借用。昼間だけど結構お客さんが多く、写真撮影などは論外。で、肝心の泉質なんだけどこれがグー!湯船は比較的小さいものの、ラドンを多く含む源泉掛け流しのお湯に浸かってるとすごく気持ちいい。少しぬるっとした感触でしばらくすると肌がつるつるしてくる。アトピー性皮膚炎にも効能があるのも納得。湯も適温で、長時間入っていられるし。
もう一つグーなのは、二階に無料休憩所があること。温泉で火照った身体をクールダウンできるわけ。一階の受付で缶ビールを買い、誰もいない休憩所でゴロンと横になった。うーん、極楽極楽!(笑)福岡へ行く機会があったら、是非訪ねてもらいたい温泉だね。