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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

盛岡 1hour tour  


 岩手医大でのセミナーが1時間ほど早く終わったため、駆け足で盛岡市内を観て回ることに。駅前をぶらついていて見つけたのがこちら。盛岡都心循環バス「でんでんむし号」。

 市内を35分で巡るバスで、乗り降り自由の一日乗車券が300円。仮に、降りなくてもいいやと思って乗車。

 僕は鉄ちゃん(鉄道好き)に加えて、城マニアでもある(笑)。盛岡城跡の前に近づくと、これは行かねばならない!と思い下車。

 バス停からしばらく歩いて盛岡城跡公園へ。ここは、南部氏の居城だったところで、東北では珍しく立派な石垣がそびえ立っている。

 本丸東南角の三重櫓跡(天守台石垣)からの眺望。奥羽山脈が一望のもとに。

 そして、城内は見事な紅葉が。いつも思うけど、春の桜と秋の紅葉は、こういう石垣にベストマッチ。優れて日本的なビジュアルだと思う。

 ふたたび循環バスに乗り込み、今度は「石割桜」へ。巨大な花崗岩の狭い割れ目に、直径約1.35メートル・樹齢360年を越えるといわれるエドヒガンザクラが生育しているもの。まさに、巨大な石を割るようにして桜の幹が鎮座している。桜の季節にはたいそう綺麗だろうなあ。
 自分で勝手に考えた1hour tourなので、欲張らず盛岡駅へ舞い戻る。しかし、これだけは外せない。そう、盛岡冷麺。駅前の有名店「ぴょんぴょん舎」に駆け込んだところ、何と盛岡冷麺生誕祭ということで、冷麺の半額セールをしてた!ラッキー!

 いわゆるB級グルメ的な狭いラーメン店を想像してたけど、店内は広々として高級感が漂う。そして、周りのお客さんは皆焼肉を注文してて、じっくり焼いて食べながら最後に盛岡冷麺という筋立て。つまり盛岡の人にとってはゆったり過ごす大人な空間なわけ。僕みたいに冷麺だけを単品で注文している人は他にいなかった(笑)。それもあってか、なかなか冷麺が出てこない。帰りの新幹線に間に合うように逆算すると、「ぴょんぴょん舎」で許される滞在時間は約15分、チョイ厳しいかも・・・

 10分少々して、ようやく冷麺が運ばれてきた!わずか5分で平らげて、盛岡駅へ走って戻る。あ、もちろん麺のコシもありピリ辛で美味しかったデス。次はもっとゆったりと楽しみたいね。

 帰りは東北新幹線で。2年前八戸から新青森まで移動したときには、まだE5系の「はやぶさ」がデビューする前だった。今回は「はやて」で念願のE5系に初乗車。

 行きがけの花巻空港で買った宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読みながら、一路東京へ〜