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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

ソロライブを終えて

     
 ソロライブを終えて1日休養し、今日から新しい月・新しい週が始まった。自分の中で一つの区切りはついたものの、これは通過点にすぎないのだと思う。
 今回のライブは、ピアニストとしての自分をもう一度見つめ直してみようと思い企画したもの。この歳になってくると、自分を守る方法を色々と身につけられるようになってくる。過去の自分はこうだった、昔はこんなことができた、今できないのは社会的な立場もあるし色々な事情があるから・・・
 今、ちゃんとできない言い訳をしようと思えばいくらでもできる。そして、もうある程度のことはやってきたんだから、今さらやらなくてもいいじゃない、失敗すれば恥をかくだけ・・・という悪魔のささやきが聞こえる。
 人前で何かを表現するということは、その表現内容、手法について客観的な評価を受けるということ。いかにテクニックがあっても内容が乏しければダメだし、内容がよくてもテクニカルな問題があればダメ。もちろん両方ないのは論外。それも過去のものではなく、今の時点での。
 アンコールも含めて、全12曲のオリジナルを自分の手で演奏する中で、結局自分の中にいる客観的な自分が、自分自身を一番厳しく評価している。少しでも人の心を動かすことができたんだろうか?思いは伝わったんだろうか?って。
 そんな厳しさを重々承知の上で、これからも同様にピアノを弾き続けていこうと思っている自分がいる。今の自分を表現していく作業は、このライブからまた始まったんだと思える。
 1st.stageのタイトルは「Student Days」、2ndは「Lost Decade」。自分なりの3rd. stageをこれから作っていくんだと気持ちを新たにして。