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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

冬に合うお菓子

 1月も末になり,まだまだ寒い日が続きますね.年末年始は何かとばたばたしてたけど,今の時期って,何かエアポケットのような日々じゃないですか?僕の場合,年明けの「今年はこんな感じで頑張ろう!」みたいな気持ちが若干しぼんできて,街中ではまだ冬物のセールをやってるけど特にこれといって物欲もなく,もう春先のことを考えたいのに,まだまだ寒くって活動する気持ちにならず,かといって花粉症の季節がすぐそこまで来ているという,あーもうやだやだ!っていうアンニュイな気分であります.
 今日も日中の手術が長引いて昼食は抜きになり,あーあ,何だかなぁ・・・っていう気持ちになってました.今ひとつ元気出ないからブログを書くテンションじゃないし,かといって夕方からがっつり食べるのもなぁ・・・と思っていたところに,ふと目に入ったのがこちらです.

 高瀬舟羊羹っていう,岡山県北の名菓です.先週末,県北の某病院の先生方が来られたときにいただいた手土産でした.普段,仕事をしている最中におやつを食べるという習慣はないので,こういう甘いものを口にすることはまずありません.今日みたいに昼飯抜きとかいうときに,非常食として何かつまむってことはあるんですが,それでも大概はクッキーとか煎餅とかいうものが多いんですね.だけど,今日は空腹のため血糖値も下がっていたと思われ,何か無性に甘いものが欲しかったので,つい手を出してしまいました.

 この高瀬舟羊羹というのはパッケージが高瀬舟の形をしていて,外の包みを開けると中に羊羹が入ってます.で,これが単なる羊羹ではなく,表面に糖分の固まった薄い膜が張っているんです.土台の羊羹ももちろん甘いわけですが,この膜の部分が土台よりもソリッドな甘さがあって,味にアクセントを付けてます.っていうか,この部分がおいしいんですね.

 十何年ぶりかにこの高瀬舟羊羹を食べましたが,この凝縮された甘さにやられましたね.メガマックじゃないけど,たった1個食べただけなのに,僕の空腹感を見事に解消してくれました(笑).これは非常食としてはいいかも??と思いましたが,お菓子として考えると少なくとも僕は一度に2個以上は食べられないし,1個食べるとしばらくは食べたくなくなるから,どんなもんかなあと思います.
 ただ,こんな寒い冬の日に熱い番茶と高瀬舟羊羹っていう取り合わせは,アンニュイな気分を確実に吹き飛ばしてくれます!まるで,おばあちゃんの家で,こたつに入って暖まってるような気持ちになりますからねー.こんな冬の日ならいいなーって感じでね!