米子に逗留することはあまりないので、境港まで出かけてみることにした。山陰本線のホームから少し奥に、JR境線のホームがある。ちょっと普通じゃない雰囲気・・・
何と、米子駅ではあるけど通称「ねずみ男駅」になってる(笑)。ちょうど来てた列車は「ねずみ男列車」。ちょっとしたテーマパーク感覚だね。
ねずみ男が至るところに描かれた列車に乗り込み、各駅停車で境港へ。僕は在来線に乗るのが大好きなので、ちょっとわくわく。境線の各駅は、本当の駅名とは別に、妖怪の名前がつけられている。車内では、アニメの鬼太郎と猫娘の声でアナウンスが流れる。
ただ、地元の人からするとどうなんだろう?無人の余子駅は「子泣きじじい駅」。まあ、あまり気に留めてないかな?高松駅が「さぬきうどん駅」になってるご時世だし(笑)。差し詰め、岡山なら桃太郎駅とか、吉備団子駅とかいったネーミングになるかなあ。
境港駅は勿論「鬼太郎駅」。観光客も結構多い。
ここは隠岐に渡る船も出ているので、駅舎も立派。駅前広場も広々としていて、鬼太郎たち妖怪の絵が出迎えてくれる。ここから、水木しげるロードへとてくてく歩いて行く。
境線から見える風景も全体に懐かしい日本って感じだったんだけど、こういった昭和の香りがする家屋が立ち並んでいる。たぶん、夜になって暗くなるといかにも妖怪が出そうな雰囲気なんだろうな。
ロードには、妖怪のブロンズ像がずらっと配置されてる。僕が気に入ったのはこの二つ。まずは鬼太郎。
実際に立体でみると、結構迫力がある。そして、ねずみ男。
この寝そべってだらだらしているところが、いかにもって感じ(笑)。
アーケードを過ぎて「水木しげる記念館」へ。僕は連ドラの「ゲゲゲの女房」も見てなかったので、実は水木しげるさんについてあまり知らなかった。でも、その凄まじい人生を知った上で、「ゲゲゲの鬼太郎」などの作品が生み出されたことを考えると、途方もなく生きるエネルギーに溢れた人なんだなあと思った。そういう人だからこそ、逆説的にこの世ではなくあの世に潜む妖怪たちを生み出せたんだろうね。
最後に鬼太郎を激写(笑)して、境港駅を慌ただしく出立・・