昨晩の下石井3DAYS「JAZZ UNDER THE SKY」をもって、OJF-10(第10回おかやまJAZZフェスティバル)の全日程を無事終了。想定を越える沢山のお客様(新聞報道では2500人)にお越しいただき、嬉しい悲鳴の一晩だった。OJFの10周年というひとつの節目。だからこそ、大きなイベントを打ちたいという思いもあったけど、そもそも何がしたくてこんなことを始めたのかという自問自答の思いもあり。
結局我々OJFが選んだのは、いい音楽を皆と分かち合いたいということ。自分たちも一人の市民であり、イベントの商業的な成功よりも、我々自身が本当に納得できる道を選択した。それが、「ちゅうぎんまえジャズナイト」に始まり、「いしやまパークセッション&アートバザール」そして昨晩の下石井3DAYS初日。全てのイベントを屋外で、それも無料で行うという、「JAZZ UNDER THE SKY」というコンセプト。
これを単なる浮世離れした夢物語として捉えて欲しくはない。ボランティア組織でありながら、これまで歯を食いしばりながらクオリティの高いコンサートやライブを提供し続けてきたOJFだからこそのイベント。プロ・アマ関係なく、音楽を愛する全ての人々のために。
松永貴志・TOKU・Fride Pride、昨晩参加してくれたミュージシャンは殊の外喜んでくれていた。ステージ上で「岡山、最高!」とShihoが叫んでくれたのは、単なる社交辞令ではない。彼らにとっても恐らく、長く思い出に残るコンサートであったに違いない。それは昨日、あの場を目撃してくれた人たちにとっても。思わず、手と手を繋いで皆で夜空に高く突き上げたあの瞬間を。