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As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

ルーブル美術館展


 明日はいよいよHottoKoolのライブなんだけど、忘れないうちに、ルーブル展のことを・・
 上野にある国立西洋美術館で、開館50周年に加えて日本テレビ開局55周年記念事業とタイアップして、ルーブル美術館展が行われている。国立西洋美術館は、ル・コルビジェの設計としても有名。ルーブルの途方もない収集品の中から、今回は17世紀ヨーロッパ絵画を中心に展示されている。
 17世紀というと、日本で言うと関ヶ原の戦い以降、徳川幕府による江戸時代が始まったころ。すでに、ヨーロッパではこのような絵画が描かれていたのには驚く。もちろん、日本画にも優れたものはたくさんあるんだけど、まるで肖像画の人物が生きているかのような写実的作品はやはり脱帽もの。
 最近ブレイクしているフェルメールの「レースを編む女」も今回初来日。実際に見ると、六切り写真サイズの小さな作品だった。この時代にに、貴族の肖像画でもなく市井の一場面をさりげなく描くとは。
 僕が気に入ったのは、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工ヨセフ」。

 幼きキリストの顔が、蠟燭の炎で照らし出されている。絵の構図も素晴らしいんだけど、実際にこの絵を見ると驚くことに炎の明かりが眩しい。そして、その後のキリストの運命をまるで暗示しているかのような画面構成。
 これには一目で吸い寄せられた。もし機会があれば是非足を運んでみては?6月14日まで開催中。