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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

サーキットの狼もミスる

 さあて,ブログ更新をさぼっていた間の色々あったこと,第2弾です.津山から戻ってきた後,実はこのたびの木住野さんライブに関して,OJFメンバー数人でミーティングを持ったんですね.このイベントを主に担当していたOさんが,急遽リタイヤすることになってしまって,実行委員会としてその善後策を話し合わないといけなくなったからなんです.
 結果として,木住野さんライブはつつがなく終わりましたが,あの時点ではどうなることやら?といった感じでした.そんなこんなで頭を悩ましていた・・・というわけでもないんですが,津山に行く前の当直があまりにも忙しかったこと,寝不足で津山へ向かったこと,帰ってからも忙しかったことなど,様々な理由でたぶん疲れが残っていたんでしょうね.翌日の夕方,ほぼ暗くなってからのことでした.
 ぼやーっとしながら,車をバックしていたらいきなり「どぉん!!」という衝撃を受けました.一瞬,何が起こったのかわからず,気が動転したものの,しばらくして状況を理解することができました.
 
 そうです.「車をぶつけた」のです...
 
 大学生の頃には,気分は風吹裕矢(by サーキットの狼)ということで,4輪ドリフト走行(こんな感じ)をやりそこなって田んぼへ突っ込んだり,林道を走りながら崖に転落しそうになって反対側の岩にぶつけたり,ヘアピンカーブでスピンして天国が見えそうになったりしてましたが(笑),最近の15年ほどは全くの無事故で,優秀ドライバーなのですよ(ピース).

池沢さとしさんのホームページより引用) 
 だから,ただバックしていただけなのに,暗い中での後方確認を怠って車をぶつけたということ自体が大変なショックでした(トホホ).まるで免許取り立ての人がするような事故ですから,恥ずかしくて人に言えないですしね.
 でも,車から降りてリアバンパーの辺りを見てみると,意外にへこんだりしてないんですよ.もちろん,僕がぶつけた塀の方も特にたいしたことなくて,なあんだ,ちょっとかすっただけじゃない!よかったよかったと思ったんですね.
 しかし,事態はそう甘くはありませんでした...車を走らせてみると,何か後輪が滑るような感じがします.昔よくやってたドリフト走行をしている感じですね.どうも,おかしい・・ぶつけた衝撃で車載コンピューターがいかれたのかな?とか色々考えつつ,これは専門家にみてもらわないといけないと思い,ディーラーまで車を持って行きました.

 ディーラーでいつも対応してくれるのは,営業担当のOKBさんなんですが,この人が何ていうか車好きのヤクザものみたいな感じの人で,すんごく上手い営業をするんですよ(僕は大好きなんですけどね).そのOKBさんに,ぶつけた箇所を見てもらうと,
 「ありゃあ??これは後輪が曲がってますよ!」
 そう言われてみると,確かに右後輪が内向きに曲がってました.つまり,ちょうど塀の出っ張りみたいなところに後輪タイヤの端が当たって,サスペンションごと曲がってしまったみたいなんです.それで,後輪が真っ直ぐ回転しないものだから,絶えず滑っていたわけなんですね.
 「ちなみに,これ修理するの,どれくらいかかるんですかね?」
 とOKBさんに恐る恐る尋ねてみると,
 「まあ,ざっと見積もって30万円を下らないでしょうね!」
 と軽く言い放たれてしまいました..

 「さ,さ,30万??」
 「この前,事故った人なんて,車が1回転して車体が曲がってましてね.全部直して100万以上かかりましたよ.いっそ,買い直したらどうです?と勧めたら,新車を買ってくれましたけどね!ハハハ」
 相変わらずヤクザな営業をするなあと思いつつ,事故をしてかなり気持ちがへこんでいる僕にとって,追い打ちをかけるような言葉でした...しかし,その後OKBさんは...
 「ま,とりあえず保険で直せるんで大丈夫ですけどね!」
 それを,早く言ってくれ!!と思う間もなく
 「代車を用意しておきましたよ.断っておきますけどシボレーだけど,韓国製ですからね」

 シボレーというと,まずコルベットを思い出しませんか?
 
 マッチョなアメリカンスポーツカーの代名詞ですが,OKBさんが持ってきてくれたのはシボレーオプトラという4ドアセダンでした..
 
 これはまったくアメリカンスポーツカーではなく,ちょっと前の日本車よりも日本車らしい感じの車でした...その後,事故後よりももっとへこんだ気持ちでこのシボレーオプトラに乗って帰ったのでした...(続く)