この二日間ほど、晴天が続いてる。その中で、ちょっと気になるものがあって・・・
近所にある桜の木にずっと引っ掛かっている、糸の切れた凧。空が青いと、よく目立つ。今年の干支である虎の図案で、絵の雰囲気からして恐らくはお手製。昔はこうやって骨組に自分で字や絵を描いて張り、凧を作ってたもの。沢山の凧が空に舞う光景は、冬の風物詩だった。
今は、街中だと凧揚げするような場所を探すのも難しいから、恐らく川沿いの土手で遊んでたんだろう。不幸にも桜の木のてっぺんに凧が引っ掛かって取るに取れなくなり、そのまま打ち捨てられたんだよね。そう考えると、何だか物悲しい。
桜の咲く季節までこのままなんだろうか？それとも春一番の突風が、囚われの凧を吹き飛ばしてくれるだろうか？できればそうなって欲しいなあなんてことをぐだぐだ考えてしまうのだった。
