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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

じくや〜山本とうふ

 急に蕎麦が食べたくなり、奉還町へ。お目当ては「じくや」。正統派の江戸前蕎麦を食べさせてくれるとの評判を聞き、以前に電話した時は蕎麦が売り切れていたので、今回はリベンジ。

 奉還町商店街から少し奥まったところにあり、下町っぽい雰囲気でどことなく懐かしい。店の中も昭和レトロっぽい感じで何となく落ち着く。僕が座ったのは、一応二座席分はあるんだけど、ほとんど一人しか座れない小さなカウンター。

 「待たせてごめんなあ。おばちゃんも次に何ができるかわからんのよ」
 と、ぶつぶつつぶやきながら、独り言の多いおばちゃんは脇を通るたびに、僕にぶつかっていく。不思議なことに、蕎麦をつくる店主とおばちゃんの間に全く会話がない。せいろ蕎麦を注文したけど、ちゃんと出てくるんだろうか?
 ほどなくして不安は解消。当たり前だけど、おばちゃんはちゃんと伝票を書いていた。しかし、それを見て次に何をつくるかは店主の判断。蕎麦を手際よくゆで上げ、一番いい状態でお客に出す行程が、カウンターからはよく見える。

 出てきた蕎麦は、細めでコシがあり、出汁も濃い目で僕好み。あっという間に平らげた。もう少しお腹に入るかなと思い、奉還町商店街の「山本とうふ」で豆腐入りコロッケ86円を買い、歩きながら食べる。

 これがまた美味。これで冷酒でもあったら最高なんだけどと思いつつ、帰路についた。