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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

楽庵


 先週末、高校時代の同級生3人と会食に行った。場所は、旧53号線沿いで岡山商大手前の「楽庵」。ここのマスターY君が、実は高校の同級生だったということを知ったのはつい最近のこと。だから、厳密に言うと、同級生4人が集まった。それもアウトサイダーばかりで・・
 「楽庵」は昔ふうに言えば喫茶店。それもコーヒー専門の。Y君は薬学部出身なのに、何故か喫茶店のマスターになり、この道10年以上という。久々に会う彼は、風貌もほとんど変わらず、たくさんの人間を見つめてきた優しい目をしていた。
 マスターの同級生ということを口実にして、我々3人は喫茶店にワインを持ちこみ、無理やりY君の手料理を味わった(もちろんメニューにはある)。カウンター越しに、同級生の理系男が手早く調理するのが見える。
「レシピどおりきちんと分量を量って、ちゃんと調理すれば大概のものはできるんよ」
 Y君の言葉に偽りなし。上の写真は、悪友のKが注文した「鶏肉のクリーム煮」。
 ボイルした鶏肉の下には、ついさっき刻んで焼き上げたジャガイモのポテトがたっぷりと。ブロッコリー、インゲン、そら豆の緑が目に鮮やか。ベースのクリームソースは決してもったりとしておらず、ソースの絡んだポテトが何とも言えず旨い。
 デザートのケーキもY君のお手製。これも美味。最後に味わうコーヒーのために、ここまでするかって感じ。
 しれっとした顔をしているけど、たぶん料理にもかなりこだわっているはず。理系の男にここまでやられると、負けじ魂が湧いてくる。ただ、アバウトな自分を省みると、きちんと分量を量ることさえ面倒なんだけど。