tetsuyaota.net

the article is randomly updated

Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

村上春樹とイラストレーター展@ちひろ美術館・東京  

 先週は出張続きで、ブログ更新もままならず。T/N(テツ&ナツ)の演奏も、明日に迫った〜(汗)。とりあえず、この度は会期が終わらないうちに(笑)オススメ展覧会をご案内。東京での予定スケジュールを終えて向かった先は・・・

 JR山手線の高田馬場駅から西武新宿線に乗り換えて15分程度、上井草駅で下車して徒歩5分にある、「ちひろ美術館・東京」。
f:id:tetsuyaota:20160719170639j:plain
 画家「いわさきちひろ」の自宅兼アトリエに建てられた、絵本美術館。ちひろの作品と言えば、
f:id:tetsuyaota:20160719171633p:plain
ちひろ美術館のウェブサイトより転載)
 といった、赤ちゃんや少女の水彩画は誰しも知っているところ。女性に大人気なのはわかるけど、なぜ僕みたいなオッサンが??というと、今現在「村上春樹イラストレーター」っていう企画展示を行ってるわけ。
f:id:tetsuyaota:20160719172242j:plain
 村上春樹の単行本の装丁画や挿絵を担当した、佐々木マキ/大橋 歩/和田 誠/安西水丸という個性的なイラストレーター4人の作品を集めた、貴重な展覧会なのです。小説って基本は文章だけだから、その内容をイメージする装丁画ってすごく大事。僕が最初に村上春樹作品を手にしたきっかけは、書店に並べてあった「風の歌を聴け」の単行本に思わず目を引かれたから。なんか、格好いい装丁だなあ〜と思って立ち読みしてみると、文章はクールなのに話の展開が面白い。その後、初期三部作を順番に読破していき、完全に春樹フリークになっちゃった。
f:id:tetsuyaota:20160719174101j:plain
 だから、この4人の中では、やはり佐々木マキに思い入れがあって、初期三部作の装丁画を原画で見ることができて感涙もの。印刷してあるものと違って、絵の具が少し盛り上がってるところや微妙に色が変化しているところがあって、人の手で描かれたものなんだなって実感できる。それで、作品に対して作者が語っている解説文も展示してあって、そうなんだ・・と、より理解が深まったし。他3人のイラストレーターもそれぞれの個性が際立っていて、著作権などの問題もあっただろうに村上春樹に関係するこれだけの作品を集められたのは凄い!の一言。
 で、宣伝するわけではないんだけど、この企画展の図録とも言える書籍が販売されてる。
f:id:tetsuyaota:20160719175416j:plain
 マニアなら必携(^^)。もちろん僕は館内で購入しやした。現在、Amazonでは画集の売れ筋ランキング1位デス。
 それから、ちひろ美術館・東京に関してだけど、いわさきちひろの作品も常設展示されてて、こちらもグー。館内にはカフェも併設されていて、こんな庭を眺めながらティータイムを満喫できる。
f:id:tetsuyaota:20160719180305j:plain
 都心からは若干離れているけど、春樹フリークであれば絶対満足できる展覧会です(^^)。興味があれば、どうぞ〜