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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

安寧を祈り人を繋ぐ  

 今日は2011年11月11日で、1並びの日。こういうのって、何か嬉しくなってしまうもの。ただ、今日は震災から8ヶ月経過した日でもある。あの日のことを忘れずに、今も復興に向かって頑張っている人達に、変わらず応援をし続けていきたい。
 九州新幹線が全線開通したのは今年の3月12日。東日本大震災の翌日ということもあり、お祝いムードは控えめだった。それに先立ち、博多の新駅ビル「JR博多シティ」が開業したのが3月3日。屋上には「つばめの杜ひろば」というスペースがあり、博多駅のホームに入ってくる列車を見ることができる。(写真は、今では「こだま」しかなくなってしまった500系新幹線)

 展望スペースの他に、「鉄道神社」なるものが設置されている。航海の安全などに御利益があるとされる住吉神社博多区住吉)の祭神を分霊して、鉄道の安全や旅行者の無事を祈願するためらしい。現代的な建物に、ある意味前時代的とも言える神社が設置されているのは珍しいし、それだけ多くの人命を預かる公共交通機関の安全を重視している表れだと思う。

 日本の誇る鉄道技術により、今回の震災時でも鉄道関係の死傷者はいなかった。3月5日に東京から新青森まで全通した東北新幹線は一時寸断されたけど、震災から49日目の4月29日に全線復旧した。すなわち、この日に新青森から鹿児島中央まで、日本の大動脈である新幹線が初めて全通したということになる。
 震災後の自粛ムードの中、九州新幹線全通を祝う有名かつ感動的なCMと、東北新幹線への復旧に向けたCMをつなげて、東北への応援メッセージとしたYouTube動画があるので是非見てみて欲しい。被災地以外の我々にも、人々の無事を祈り、人と人とを繋いでいくことはできるはずだから。