2011-09-12 菩提寺 life monologue 昨日、実家に戻る途中に菩提寺の前を通りかかった。震災から半年。鎮魂の意味もあって、お寺さんにお参りをして帰ろうかと思い立ち、車を停めた。ちょうど、東から西へ風が吹き抜け、奉納旗が一斉にはためく。一応檀家ではあるけれど、格別に信心深いわけでもない。でも、目に鮮やかな紅の旗が奇しくも僕の方へ整列し、本堂へ誘うが如く何かを訴えかけてくる。勿論ただの偶然だろうし、特別な意味があるはずはないけれど、ごく自然に眼を閉じて祈る自分がいた。