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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

倉敷雑感

 昨晩は、フラメンコ・ジャズ・トリオの演奏を聴きに倉敷のペニーレーンへ。ギターの伊藤芳輝さん、ベースはお馴染み鳥越啓介さん、パーカッションは仙道さおりさんという組み合わせ。肌寒い夜ではあったけど、アツい演奏を繰り広げてくれた。特に、鳥越さんはいつも思うけどカッコいい。おまけに仙道さんはとってもチャーミング。全盛期の中森明菜を彷彿とさせる風貌。これでカホンをぶっ叩くんだから、恐れ入りました。
 ライブは午後7時半からで倉敷周辺は道も混雑するだろうと思い、このたびはJRで移動。久々に倉敷駅に降り立った。
 改札を出て右を向くと、ぱっと目に飛び込んでくるのがこの景色。

 まさに「国破れて山河あり 城春にして草木深し・・」な感じ。旧チボリ公園へと誘う時計台の塔がぽつんと残されており、何となく物悲しい。今後、アウトレットモールとかができる予定みたいだけど、再開発ってどこかしら寂しさを伴なうもの。白壁の街倉敷に、こういうものは結局いらなかったんじゃないかと思う。
 対照的に、駅正面に出てみると変わらないものが。

 そう、又一鶴形店。飲み屋街の雑多な看板の下に、変わらずある屋台風ラーメン屋さん。駅前の一等地に、こんな小さな店が続いているのは、やはり倉敷の人たちに愛されてるからだろう。結局、その街に住んでる人にとって、本当に必要なものがあればいいんじゃない?そんなことを考えながら、これも懐かしいデザインの在来線車両に乗り込んだ。