ちょっと寄り道したけど、今度こそロブ・ベニオンですよ!
彼との出会いとは・・・
今年の2月24日、僕が書いてるブログに彼からコメントが入ったんです。(その記事はこちら)日本語で書いてあるコメントだったので、僕も日本語で返事を書いたんですが、どうも友達に訳してもらっていたようで、その後は英文メールのやりとりをしました。
当初は僕も半信半疑でした。まさか、アメリカからわざわざ岡山のジャズフェスに来るかなあ?ってね。だから、ロブにも「横浜や神戸にも大きなジャズフェスがあるのに、どうして岡山なんだ?」って書いて送ったら、「以前香川県に滞在していたことがあり、是非岡山で演奏したい!」との返事があり、Air Mailで彼の演奏したデモ音源を送ってもらったんですね。
早速聴いてみると、いわゆるど真ん中のジャズ演奏で、これは10月開催に変更した「ちゅうぎんまえジャズナイト」にうってつけではないか?と思ったんです。
その後も条件面をメールで交渉したんだけど、やはりこの時期にアメリカから自分のバンドを率いて日本へ来るのは結構経費がかかるようで、ちょっと無理かもなあ・・・と思っていたところに、ロブから「日本のミュージシャンと演奏するのでもいいか?」と連絡がありました。「ロブが岡山ジャズフェスに来てくれるのならそれでもいいよ」と返事を出したら、「じゃあ、女性シンガーを連れていくよ」と急遽決定し、OJFサイトのインフォメーションにその案内を出したというわけなんです。
ロブは10月11日(土)にアメリカから関西空港へ到着し、12日(日)の午前11時に岡山入り。アリシア・サルデニャというトリニダード・トバゴ出身の女性ジャズシンガーとバンドのメンバーを伴っていました。リハーサルは午後2時から。
ほとんど初顔合わせに近いメンバーだったので、入念にリハーサル。メンバーは、Ds:Larry Marshall、Key:飯田一樹、Bass:笠松としや、Vo:Alicia Saldenha。だんだん演奏に熱が入ってきます。
リハ終了後、司会のHさんと打ち合わせ。アリシアがキュートですよね!ほっと一息かな?
そして、いよいよ本番。ミタタケが会場を盛り上げた後、ロブ・ベニオン・バンドの登場。
OJFサイトの方にも書きましたが、中銀前の雰囲気にぴったりで、お客様も大満足な様子でした。特に、アリシアが登場してからは、いっそう拍手が大きくなりましたね。
で、ロブ、アリシアというフロントもよかったんですが、僕としてはバックのメンバーがすんごく気に入りました。まず、Keyの飯田さんは余裕たっぷり。どんなふうなアレンジでもどんと来い!って感じ。Bassの笠松さんもタイトなベースを弾きながらソロではぐ〜んと前に出てくる。
そして何といっても、圧巻はドラムのラリー・マーシャル!!ある意味、ジャズバトルでの山中千尋トリオのドラム:トミー・キャンベルといい勝負してましたね。アリシアのバックでは、静かにビートを刻み、カルテットの演奏になると、歌うようにリズムを出す・・日本人には真似できないグルーブ感だなと思って、ラリーのドラミングに惚れぼれしてしまいました。
ステージ終了直後に「よかったよ〜!」って思わず駆け寄り、パチリ。
ブラザー!って感じでしょ(笑)。
演奏終了後、ロブもすごく喜んでくれて、通訳をしてくれたNさんと一緒に記念撮影。
そして、最後に他のメンバーを見送りました。みな、いい顔してます!
こうして、「ちゅうぎんまえジャズナイト」は無事終わりました!来年も、こんなふうにミュージシャン・観客・スタッフともにhappyになれたらいいなと思いつつ・・・また来年をお楽しみに!See you again!