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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

冬の蓼科へ  

 3ヶ月連続ライブの後、ようやく落ち着いてきたなあ・・と思ってたら、もう3月!日差しがどんどん春めいてくる今日この頃だけど、先月ちょこっと一人旅をしてきたので、そのレポを。
 毎年寒い時期になると、雪景色が見たいなあという衝動にかられる。ということで、今回選んだのは長野県。JR中央本線茅野駅に降り立ち、そこでレンタカーをゲット。ただ、この日は生憎の雨模様。まあ、天気には勝てないよなあ・・・と少々残念な気持ちになりつつ、蓼科方面へと車を走らせた。道路脇に若干雪が残っているものの、拍子抜けするほど積雪はなく、楽勝かと思いきや・・標高が1500mを越えてくると、途端に辺り一面の雪景色になり、雨は雪へと変わった。レンタカーは標準でスタッドレスタイヤを装着しているものの、路面はところどころアイスバーン状態でハンドルをとられる。何とかかんとか、第一の目的地「北八ヶ岳ロープウェー」に到着。
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 ここは「ピラタス蓼科スノーリゾート」の一部であり、スキー客も多い。ロープウェー始発の山麓駅が標高1771mで、山頂駅は2237m。できれば上まで昇ってみたかったんだけど、辺りは半ば吹雪状態(>_<) 。これ以上いると、雪の中で動けなくなるかも・・と不安になり、後ろ髪を引かれる思いで引き返した。ただ、このまま戻るのも勿体無いなあ、そうだ!白樺湖にでも行ってみるか!と急に思い立った。しかし、これが『後悔先に立たず』の始まり。。
 まず、「白樺湖」がどういうところか特に事前リサーチもしておらず、何となく美しいリゾート地みたいなイメージでナビの目的地設定をしただけ。そこまでの道は、「ビーナスライン」と呼ばれる風光明媚なドライブコースらしいんだけど、こんな悪天候下の雪道では運転するのも一苦労。で、何とか峠を越すポイントまでやってきた。
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 晴れてると南アルプスを見渡せる「女の神展望台」(標高1700m)。ほんの少し雪が止み、辺りの山々を見渡すことができた。しかし、ここからは曲がりくねった雪道を下っていかなければならず、エンジンブレーキをかけつつ慎重に運転。こんなところでスタックしちゃったら、誰も助けてくれないしなあ・・と思いつつ。
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 夏場だと避暑とかに持って来いの針葉樹林。しかし、こういう美しい風景を楽しむ余裕もなく(>_<)、ひたすらカーブで脱輪とかしないように、ハンドルを握りしめる。で、ようやく白樺湖(標高1416m)へ到着!
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 うひゃあ、湖面が全面氷結してる!
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 おまけにみぞれ混じりの雪と強い風が吹き荒れていて、傘を指していても全然意味ない感じで服はびしょびしょ(>_<)。外気温はマイナス5℃くらいで、体の芯から冷える・・・這々の体で車内に戻ったら、突然の空腹感に襲われた。何か暖かいものが食べたいなあと思いつつ、湖畔の道路を進んでみたけどオフシーズンのため軒並み閉店(涙)。湖畔を半周ほど廻ったところで、ようやく暖簾のかかったお店を発見!「永楽荘」っていう鄙びた蕎麦屋さんで、若いカップルの先客が何故か野沢菜をアテに二人で日本酒を飲んでいた。ちょいと微妙な雰囲気ではあったけど、僕は天ぷらそばをオーダー。
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 天ぷらはその場で揚げてくれてアツアツではあったけど、具材は地物の玉ねぎのみ(笑)。まあ、ヘルシーだからいっか・・と思いつつ信州そばを平らげ、早々に白樺湖近辺から脱出を図った(続く)。