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As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

棚田内観  

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 先日、旭川ダム川沿いの道を走行してたら、土砂崩れがあって通行止めに。やむなく、迂回路を進むことにしたところ、これが県道か?っていうようなアドベンチャーロードに迷い込んでしまった。しかし、怪我の功名ともいうべきか、小規模ながらも美しい棚田を次々に発見。気分的には凹み系だったけど、一気にテンションが上昇し、そうなったら日本の棚田百選にも選ばれている美咲町大垪和まで足を伸ばそう!と思い立った。
 田んぼって、四季折々で様々な表情を見せる。田植えの時期には田んぼに引きこまれた水の面が、そして収穫の時期には黄金に輝く稲穂が美しい。初秋の今頃は、植え付けの時期によって稲の育ち具合が微妙に異なるため、水田毎に緑の濃さが変わってくる。棚田の場合、水田の面積が比較的小さく、山の斜面に沿った曲線を描いているので、棚田毎に緑のコントラストがついて見事な絵模様となっていた。稲作には適していない場所を敢えて開墾し、今もきちんと維持されているからこその美しい風景。
 やっぱりなあ・・最近、続けていくことの大変さに少々押しつぶされてるところもあって、ふと自分を省みる。自分なりに大事にしているつもりでも、時の流れによって少しずつ櫛の歯が欠けてくるような状況に直面する。それなら、また新しい櫛を買えばいいさ・・とか、いっそのこと櫛は止めてブラシに変えよう・・とか、いわゆる前向きな判断を下すことは簡単だ。でも、本当にそれでいいのか?と問う自分もいる。たぶん、僕が棚田に魅了されるのは、そういう逡巡を超えて、「やっぱりここで米をつくる」っていう決意が見えるからなんだろうと思う。
 さて、どうしたもんじゃろの?(^^)(by とと姉ちゃん