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As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

曹源寺へ  

 先日、長年に渡り絵を描いている方から話を聞く機会があった。初めて日展に入選した作品が池田家の菩提寺である曹源寺を題材にしたもので、以来ずっと描き続けているとのこと。生まれも育ちも岡山ながら、恥ずかしながら曹源寺のことを僕は知らなかった。「海外から修行僧の集まる臨済宗の禅寺で、大変いいところですよ」と紹介され、GW中に訪ねてみた。
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 岡山市内中心部から西大寺方面へ向けて車を走らせ、東山を越えてしばらく行くと曹源寺前交差点に辿り着いた。そこを左折すると参道が続いていた。こんなに近くにあるなんて!といささか驚きつつ、総門をくぐる。
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 シンメトリカルに配置された池の真ん中を歩いていくと・・
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 見事な三門が姿を現した。う〜ん、このスケール感は凄い!京都の有名なお寺さんに勝るとも劣らない門構え。
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 僕に曹源寺を紹介してくれた方は、この三門を季節に応じて様々な角度から描いているらしい。試しに僕も斜め方向から眺めてみたけど、確かにどこから見ても絵になるなあ。
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 三門をくぐり抜けると、外国人の修行僧が落ち葉を掃き清めていた。喧騒とは無縁の静寂な空間で、ここだけは別な時間が流れているよう。
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 本堂の左手には、石灯籠と経堂がある。建物の配置は直線的ですっきりしている。
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 外国人修行僧から貰った松ぼっくり。採ったばかりと思われ、掴むと刺があって痛かった(^^)。
 本堂の右側から庭園入口を進むと、回遊式の庭園がある。背後にある山を少し登って振り返るとこんな風景が。
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 他に訪れる人もなく、素晴らしい庭園を独占状態。
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 庭園の借景となる裏山には竹林あり。午後の日射しが竹林に美しいシルエットを映し出している。
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 しばらく歩いて行くと、かわいい石灯籠を見つけた。無造作に石を積み上げたように見えるんだけど、何となくユーモラス。
 これだけ写真を撮ってることからもわかるように、僕的には曹源寺、結構ハマリました(笑)。立派なお寺さんなのに、お賽銭を入れるような所は見当たらない。そんなものは必要ないっていうくらい、修行に特化している。だからこそ、海外から修行僧が沢山集まるんだろうね。灯台下暗しとはまさにこのこと。僕も修行してみるかなあ、日々雑念が多いしね〜(^^)。