あの未曾有の大災害から今日で5年。午後2時46分、手術中ではあったけど昨年と同様、心の中で黙祷を捧げた。
5年という歳月のおかげで悲しい記憶が幾分癒やされた側面はあるものの、復興は道半ば。これから、どのようにrebuild(再建)していくか、まだまだ知恵を絞らないといけない。巨大な防波堤を築いたり、高台に新たな街を切り開いたりというハード面の取り組みだけではなく、被災地の皆さんが元気になるようなアイデアを。
先月訪れた福島県裏磐梯のホテリ・アアルトのウェブサイトには、付近の放射線測定データがきちんとアップされている。裏磐梯小学校では0.04マイクロシーベルト/時で、岡山市の県環境保健センターでは0.05マイクロシーベルト/時。科学的には殆ど差がないと言っていい。震災後2〜3年内は心ない風評被害もあったけど、事故を起こした原発近くを除けば、もっと復興へのスピードを加速するべきだ。
上の写真は、職場の研修でお世話になっている「レスパール藤ヶ鳴」。福島ひまわり里親プロジェクトに、晴れの国岡山の地で参加しているものだ。このプロジェクトは・・
(福島ひまわり里親プロジェクトHpより)
というもので、プロジェクトの趣旨としては、「忘れない」「雇用」「絆」。それらを繋ぐキーワードは「里親」。一時的、一方的な支援ではなく、被災地以外に住んでいる人たちが「里親」となって共に前へ進んでいく。こういう形で微力ながらも復興に参画するのも一つの方法だ。個人レベルでできることは、まだまだ沢山ある。僕としては、機会があれば東北を訪れて、自分自身も楽しみつつ、何らかの役に立てたらと思っている。これからも被災地の皆さんと共に。