先週末に職場の合同新年会があり、野田屋町の「かどや」へ。学生時代に「Shine」というジャズ喫茶があって僕はそこにずーっと入り浸っていたんだけど、「かどや」はそのすぐ近く。店の名前は知っていたものの、割烹なんかには当時全く縁がなかったので、一度も行ったことはなかった。新年会の幹事は、神戸と大阪出身の若い先生。たぶん、食べログやHot Pepperで「かどや」を探し当てたんだろう。4階のお座敷から眺める風景はどこか懐かしくて、ついお酒が進む(笑)。
で、懐石料理の途中で出てきたのがこちら。
「かどや」名物の鯛そうめんとな。鯛のお頭付き煮込みに、素麺を和えたもの。これが贅沢にも一人に一品ずつ提供される。食べてみると、思ったよりも鯛の身がしっかりあってマイウ〜!で、アラも一緒に煮込んだ出汁が染み込んでいる素麺が美味。見た目もなかなかいいでしょ?
で、後で調べてみると、鯛そうめん(鯛麺とも言う)は瀬戸内沿岸地域に伝わる郷土料理で、Wikiによると”特に結婚式では「たいめん(対面)」と読む事から「両家が目出度く対面したのを祝う」と言う意味と、おめでたいことが長く続くようにとの願いを込め、大皿に茹でた素麺を波形に敷く事から、好んで用いられる” とのこと。
いやあ、長らく岡山で生きてるけど、全然知らなかった!それを知ってて関西出身の幹事さんが「かどや」を選んだみたい。喪が明けた僕にも、ようやくめでたいことが巡ってきたかなあ(笑)。