昨日から福島県の郡山へ。東北地方へ行く道すがら立ち寄ったのを除き、ちゃんと滞在したのは5年半ぶりかな。原発事故以来、福島に対する偏見が少なからずあると思うけど、実際に来てみるとそんな懸念は全くなし。空間放射線量測定結果もきちんと公開されていて、郡山市内の平均値は毎時0.2マイクロシーベルト程度。これを年換算しても1ミリシーベルト程度だから、普通に自然界から受ける放射線量や医療用被曝などを考えても特に問題があるレベルじゃない。ただ、1年前のデータをみると、今より2〜3倍の放射線量が測定された地域も結構あって、震災以降福島の方々が経験された苦労を考えると胸につまされるものがある。
郡山駅前には街のシンボルとも言えるビッグアイっていう高層ビルがあって、上の写真は22階展望室から撮影したもの。まっすぐに北へ向かって伸びる東北本線、みちのくはこの先に続いていると感じられる風景だ。午後7時前で、付属施設のプラネタリウムなどは既に閉館している時間帯なんだけど、僕を除けば展望室内には高校生の男女カップルが数組。ああここは彼らの放課後デートスポットなんだ!と了解。そう、君たちには未来がある、自然災害や人的災害にもめげずこの地で頑張ってくれ、互いに手を携えて・・と高校生カップル達を微笑ましく見守った。