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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

FunSim-J Okayama  

 昨日までの二日間、岡山大学鹿田キャンパス内の「マスカットSim」で開催された「FunSim-J Okayama」というセミナーを受講してきた。ハワイ大学の医学教育シミュレーション施設「SimTiki」と、沖縄県にある同様の施設「ちゅらSim」とのコラボレーションによるもので、シミュレーション教育に関するスキルを習得するもの。
 これまで、指導者講習・技術講習など様々なセミナーに参加してきたけど、全てが有益だったとは言い難い。だいたいにおいて、上司の命令で行かされた系のものは退屈で(笑)、スキルアップのために自腹を切ってでも教えてもらいたい!と思うものは満足度が高い。今回のFunSim-Jは間違いなく後者で、本当に実りあるセミナーだった。
 大学病院時代から通算して、何となく医学生や後輩を指導しているけど、ちゃんとした教育方法を特に学んだわけじゃない。自分はこうやったらよかったよ的に、どちらかというと経験談を元に喋ってきただけのような気がする。医療の場はリスクの宝庫であり、かつ常識的にみて失敗は許されない。そういう中で、どうやってリスクを回避しながら救命という目標に達することができるか、様々な事態を想定して再現してみること(シミュレーション)が非常に重要になってきている。
 何をどのようにシミュレーションしたらいいか、その中でどう教えたらいいのか、同様にひとつ間違えば取り返しのつかないことになる航空業界や軍事関連施設に比べて、医療はまだまだ遅れている。今更自分がやらなくても・・という感じもしないでもないけど(笑)、シミュレーション教育という未知の分野を学ぶのはやはり楽しいし、それによって何か新しいことが実現できるようになるのもワクワクする。なので、もう少し突っ込んで勉強してみるつもり。何とかの手習いってやつで(笑)。