脱出後編。大涌谷で乗り換えたロープウェイで早雲山(標高750m)へ。
ここで、強羅(ごうら)行きのケーブルカーへ乗り換える。発車まで10分ほど時間があったので、箱根の温泉卵でエネルギーチャージ!
ゴトンゴトンと、ケーブルカーでゆっくりと山を下っていき、強羅へ到着。
ここで、またまた箱根登山鉄道へ乗り換え。ここまでやると、本当に追跡を避けるように逃走しているよう(笑)。
このまま乗っていれば箱根湯本へ到着するんだけど、さすがにただ脱出しているだけになるので、「箱根彫刻の森美術館」へ立ち寄ることにした。というのも、ここは登山鉄道駅から歩いて2分程度と移動にさして支障をきたさない。
しかし、だんだんと日暮れが近づき、山の斜面というのもあってかなり冷え込んでくる。
しまった!!彫刻の森と言うだけあって、ほとんどが屋外に設置されている作品ばかり。寒風吹きすさぶ中、広大な敷地を巡るはめに。おまけに帰りの荷物を減らそうと思って、暖かいジャケットやウールのセーターは全部宅配便で送ってしまい、お馴染みフェールラーベン・カンケンバックだけの軽装。う〜ん、こうなったら動いて身体を暖かくするしかない!と覚悟を決めて、足早に作品を見て廻る。
最初に目に飛び込んできたのがコチラ。フランソワ・ザビエ&クロード・ラランヌ「嘆きの天使」。傍で見るとかなりの迫力。いきなり先制パンチを浴びたような衝撃が走る。
エミール=アントワーヌ・ブールデル「力・勝利・自由・雄弁」(写真には雄弁を除く3つの像)。これもね、まさに巨神!って感じ(巨人阪神じゃないよ(笑))。映画「アバター」を思い出した。
後、歩いた順に僕が気になった作品を列挙。
山本信「ハイ!」。こういうの見ていると、無条件に楽しくなってくるよね(笑)。
オシップ・ザッキン「山野を歩くヴァン・ゴッホ」。本当にこちらへ歩いてきそうで、握手したくなった。
ピカソ館とフェルナン・レジェ「歩く花」。ピカソ館には晩年の陶芸作品が多数展示されており必見。
ニキ・ド・サン・ファール「ミス・ブラックパワー」。これ、実際には結構大きくて、女性の根源的な力を感じる。
そして、最後にこちら。カール・ミレス「人とペガサス」。
写真では逆光になって影絵みたいになってるんだけど、大空にこれから羽ばたいていくよう。まさに今回の脱出劇の象徴となるような作品(笑)。
いやー、本当はもっと時間をかけてゆっくり見たかった。また箱根に来ることがあれば絶対リベンジしたいね。
彫刻の森美術館を後にし、再び箱根登山鉄道に乗って箱根湯本へ。そこで小田急線に乗り換えて・・・
富士研脱出後5時間経過し、小田原駅へ到着!ここでJR東海道新幹線に乗り換えて、無事岡山へ。脱出劇は無事完了となりました〜(笑)。
(参考)脱出に要した交通機関
1)富士研(富士裾野)〜御殿場:安全タクシー
2)御殿場〜箱根桃源台:箱根登山バス
3)箱根桃源台〜大涌谷〜早雲山:箱根ロープウェイ
4)早雲山〜強羅:箱根登山ケーブルカー
5)強羅〜彫刻の森〜箱根湯本:箱根登山電車
6)箱根湯本〜小田原:小田急箱根登山線
7)小田原〜名古屋:東海道新幹線「ひかり」
8)名古屋〜岡山:東海道&山陽新幹線「のぞみ」