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九份ナイトツアー  

 一昨日台湾から帰ってきて、昨日から平常運行に戻ってる。結局、週末休みはなかったことになるんだけど(笑)。さてさて、忘れないうちに台湾紀行を。
 日中の学会発表を終えて夕方からはフリーに。それならば、ガイドブックに掲載されているイチオシスポットに行ってみようということで、台北中心部から約1時間程度離れている九份(日本語読みで「きゅうふん」、中国語読みで「ジョウフン」)へ。交通の便が悪いし帰れなくなってもいけないので、ナイトツアーへ参加することに。
 九份は、1890年に金鉱が見つかったために繁栄した街。現在、金は掘り尽くされて閉山されてるんだけど、日本統治時代の面影を色濃く残している町並みや、海を臨む風光明媚な観光地として注目を浴びてる。実際、僕が参加したツアーだけでも大型バスが5台も出てた。それでも、ガイドさんによると週末ではなかったのでまだ少ない方らしい。
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 急斜面に沢山の店が連なっており、観光客で溢れかえっている細い路地の階段を昇っていく。
 ここで、一番有名なのは「亜妹茶楼(アーメイチャーショウグァン)」っていうお店。
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 「あめおちや」ってわざわざ平仮名で」書いてあるけど、たぶん「お茶屋」のことだと思う(笑)。このお店の外観が・・・
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 「千と千尋の神隠し」のモデルになったとのこと。しかし、愛媛県松山の道後温泉本館や、山形県銀山温泉など、国内でもモデル候補地が沢山ある。まあ、古きよき日本的な伝統建築が残されているのならば、どこもモデルになり得るとは思うけど、ここ九份の風景は確かに映画の世界に近いものがある。しかし、日本人にとって特別な郷愁を誘うものがある反面、日本が台湾を統治していた名残が残されているのを単純に喜んでいいのかどうなのか、少し複雑な気持になったのも事実。
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 ただ、特別なライトアップがあるわけでもないのに、基隆湾を臨む街並みの夜景は美しかった。これを見ることができただけでも、九份まで来た甲斐があったね。