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As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

薬師丸ひろ子 in あまちゃん  

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 今週で朝の連ドラ「あまちゃん」も終わってしまう。毎日録画しているのを時間のある時にまとめて見てるんだけど、今日の放送では本当に感動した!何と、ドラマでは絶対的な音痴という設定の鈴鹿ひろみ(=薬師丸ひろ子)がとうとう皆の前で生歌を披露。本当に大丈夫なのか?という緊張感をずっと醸し出しつつ、最後に満を持して薬師丸ひろ子が歌い出す。ああ〜ダメダメな結果になるのかと思いきや、素晴らしい歌声が!元々、きちんとした音程で歌える人だから当たり前なんだけど、僕ら世代にはかなりグッとくる。
 薬師丸ひろ子を知ったのはデビュー作「野性の証明」から。僕自身はあんまり興味はなかったんだけど、同級生のI君(今や某製本会社の重役)が何故か彼女の絶大なファンだった。学校で顔を合わすたびに「男はタフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」っていうCMで流れていた高倉健のセリフを呪文のように呟いてた。(それがきっかけで僕はレイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説を読むようになり、その後村上春樹に傾倒するようになったから、ある意味感謝してる)。そして、彼は薬師丸ひろ子のポスターや看板を非合法的なルートで集めてきて(笑)、あの名台詞「お父さん、こわいよ」を僕らに何度も語って聞かせてくれた。こうなると、英単語の反復トレーニングみたいなもので、もう頭から離れない。いつのまにか、彼のおかげで薬師丸ひろ子の存在を気にかけるようになっていた。
 色々なヒット作がある中で、やはり忘れられないのが「Wの悲劇」。この映画がきっかけでエリック・サティジムノペディが好きになったから、随所で影響を受けているのかも(笑)。
 で、「あまちゃん」の話に戻るけど、薬師丸ひろ子が歌う「潮騒のメモリー」を舞台袖で小泉今日子が聴いているっていうのがイイ。もうこうなったら二人揃って紅白歌合戦に出て欲しい!「あまちゃん」挿入歌は能年玲奈など若手に任せて、二人の持ち歌をちゃんと歌うっていうことでね。