tetsuyaota.net

the article is randomly updated

Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

秋っぽい?飽きっぽい?  

f:id:tetsuyaota:20130829200539j:plain
 8月も残すところあと3日。真夏日が続いてあんなに暑かったのに、最近では朝夕めっきり涼しくなって過ごしやすくなった。もう、夏は過ぎて秋になるんだなあと日々実感。そう言えば、日差しも若干柔らかくなり、こういうのも秋っぽいかな?って思ってたら、何故か同じ語感の「飽きっぽい」っていう言葉が頭の中をぐるぐる回り始めた。というのも、いまいちやる気が出ないなあ・・もう飽きちゃったかなあ・・と感じることが最近多くなってたから。
 OJF(岡山ジャズフェス)を10年以上続けてきてこんなことを言うのも何だけど、本来同じことを繰り返してやるのは好きじゃない。すなわち「飽きっぽい」わけ(笑)。じゃあ、OJFにしろピアノ演奏にしろ、何でしつこくやってるのかと言うと、見た目の形式が同じようでも中身は毎回違ったものになるし、その都度新たな目的意識を否が応でも持たざるを得なくなるから。
 こんなことを、OJFボランティアでもあるBARのママさんに以前話したところ、「持っているおもちゃにすぐ飽きてしまう子供みたいね」と笑われた。確かに、そう考えれば合点がいく。「オトナ」というものはもっと我慢強く、長い年月をかけて物事に執着し続けるものだ。傍から見ればもういい加減にしたらどう?と思うようなことでも、ところがどっこい秘かにこだわり続けている。内田百閒のように「イヤダカラ、イヤダ」なんて言おうものなら張り倒されるのがオチ。僕くらいの年齢になると、周りを見渡せばそういう「オトナ」的な事情を抱えている人ばかりだから、よけいにゲンナリする(笑)。つい、「もうそれ、言うのも言われるのも飽きちゃったんだけど〜」ってポロッとこぼしてしまいそうで。
 しかし、社会人であり組織人である以上、そんなフランクリースピーキングはできない(笑)。なので、自分的にはもう飽きちゃってるんだけど、ちょいとヨイショをする。そういう時に、僕もいっぱしの悪い「オトナ」だよなとほくそ笑むのだ。