昨日、OJFボランティアの中心的存在であった女性：Kさんが短い生涯を終えられた。30代という若さで若年性乳がんを患い、長い闘病生活の末で迎えた最期の時。もうこれ以上頑張らなくていいんだよと天上のKさんに今は声をかけたい。
訃報を聞いたのは昨日午後過ぎてから。実は、マクドナルドの1000円バーガーに関してこの場に書くことをかなり逡巡した。こんな時に、お気楽なことを書いていいものかと。既に昨晩のお通夜へ行くことを決めた後だったのもあって。しかし、たぶんKさんならこういうだろうと。「楽しいこと書いて、人が歓ぶ、いったい何が悪いんですか？」って。
この写真は今から5年前、ルネスホールで撮影したもの。この時期も、抗癌剤の副作用に苦しみつつフラフラになりながら、OJFのイベントをサポートしてくれた。なのに、OJFの仲間とともに微笑みをたやさず動いていた姿を、今も忘れられない。
葬儀の際、お父様は涙ながらに語っておられた。「この地で皆様に大変お世話になりました。少しでも、記憶に留めておいていただければ幸いです」と。思わず目頭が熱くなりながら、それは違うと心の中で叫んでいた。今もKさんは我々の中に生き続けている。そして、これからもずっと。
出棺の際に流れていたビル・エヴァンスのワルツ・フォー・デビー。Kさんのお気に入りだった曲だけど、僕には力不足で満足に弾きこなせなかったのが悔しい。
ご冥福をお祈りします。そして、長い間、お疲れ様でした。Kさん。今は安らかにお眠りください。
合掌。
