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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

夏の日の夕暮れに思う  


 7月に比べてもう少し余裕ができると思っていた8月。職場で予想外の出来事が勃発し、そのために日々対応に追われる毎日になってしまった。それに加えて、お盆前後のニュースと言えば我が国にとって耳障りなものばかり。一年の中で本来なら最も鎮魂をすべき時期に、このような事態になったのは何とも残念なことだと思う。
 トラブルが起きたときにいつも思うのは、その解決に対してどれだけ前向きな気持ちを持ち続けることができるかということ。人は生きていれば必ず誰かと衝突するものだし、そういったリスクから無縁でいることはできない。損得勘定抜きにきっぱりと絶縁するのもありだし、腹は立ってもじっくり相手の言い分を聞いて粘り強く対処していくのもありだと思う。
 ただ、ネガティブなメッセージを投げかけた場合でも、根底に前向きな気持を持っていさえすれば、ポジティブなものに成り得る。それは、敢えてネガティブに振舞ったとも考えられるから。様々な利害を伴う組織や社会的な関係から解き放たれた時に、自分はいったい何をどうしたいのか?結局は、自分自身で判断するしかないんじゃないかと思う。情報が溢れている時代にこそ、前後の文脈を無視した言葉に惑わされることなく、当事者とじっくり話し合うことが求められているような気がしてならない。