昔人間なので、音楽をウェブでダウンロードするよりは、パッケージも楽しめるCDを購入する方が好き。ただ、ショップに行く時間もなかなかないので、ほとんどアマゾンに頼り切りなんだけど、先日久々にTSUTAYAへ寄ったときに見つけたのがコレ。僕のアイドル、マーカス・ミラーがモンテカルロ・ジャズフェスティバルでオーケストラと共演したアルバム。
去年の「東京JAZZ」でもマーカスがNHK交響楽団と共演してて、行けたらいいなあって思ってた。いったい、どんなふうにオーケストラと共演するんだろう?って思ってたから、こういう背景があったわけねと納得。
ジャズの場合、管楽器ばかりのビッグバンド的演奏は特に珍しくないんだけど、楽曲によってストリングスの扱いは結構難しい。今回はアレンジを他人任せにするのではなくマーカス自身がオケのスコアを書いているから、聴き馴染みのある楽曲との相性は抜群。全体に素晴らしい構成の中で、特に僕が気に入ったのは4曲目。ガーシュイン作曲の「I Loves You Porgy」。哀愁の漂うメロディーに、ストリングスがふわっとかぶってくる。これは泣ける〜
他にも盲目のボーカリスト:ラウル・ミドンが加わったブラジルの名曲「マシュケナーダ」も凄い。ボーカルなのにホーンと掛け合いでソロをとってる。最後のシメは「Your Amazing Grace」。スタジオ盤ではチャカ・カーンが歌っていたけど、この曲はオケが入ってピタリと決まってる。まさに大団円って感じ!
う〜ん、音楽の可能性って凄い。今週末のピアノトリオ演奏を前に、僕も気合を入れないとね!