先週小曽根真のコンサートでその歌声を聴いて以来、アンナ・マリア・ヨペックにはまってる。会場で購入した彼女のオリジナルアルバム「ID」が気に入って、YouTubeで検索してみたら、パット・メセニーと共演している映像があって。また、それが凄くよかったので、即アマゾンでCD「Upojenie」を購入。パット・メセニーの曲を彼女がポーランド語でカバーしてて、以前は彼女名義だったんだけど、2008年にPat Metheny & Anna Maria Jopek名義で再発されたらしい。
まあ、これが本当にいいんです!やはり、パット・メセニーが惚れ込んだだけのことはある。もともと、パット・メセニーの曲って叙情的なものが多い。そして、曲の後半にドラマチックな展開をしたり、大事なところで泣きのメロディーが入ってくる。このサウンドに彼女の歌がのってるわけで、もう美味しさが倍増って感じ。二人して心にジーンとくるメロディーをこれでもかと演奏してくれるわけ。
そして、ボーカル中心でギターが華を添えてるでもなく、その逆でもない。二人の才能が渾然一体となって表現される音世界。僕も含めてジャズファンにもあまり知られていない、隠れた名盤だと思います!