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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

The Imagine Project〜ハービー・ハンコック

 僕がジャズを聴き始めた1980年頃、タイプの違う3人のピアニストを繰り返し聴いてた。キース・ジャレットチック・コリア、そしてハービー・ハンコック。そして、今でもこの3人は大好きで新譜が出るたびに購入してる。ただ、皆結構な年齢になった。ハービー・ハンコックも70歳になったらしいし。でも、その創作意欲は全く低下してない。

 5年前にポシビリティーズっていうアルバムで、サンタナやスティング、ポール・サイモンなどと共演。たまたま表町のスタバにオススメだって置いてあって、その場でこのCDを買った。演奏している曲はポップスなんだけど、ハービーが入るときちんとジャズになる。まるで魔法みたいにね。特に9曲目のラウル・ミドンと共演しているスティービー・ワンダーの名曲「I Just Call To Say I Love You」がいい。本当に名盤です、これは。

 で、このたびはもっとスケールアップ。「平和と地球規模の責任」をコンセプトに「イマジン・プロジェクト」なるアルバムがリリースされた。今回は駅前タワレコで偶然見つけた。いつも、こういう出会いなんだよね。
 1曲目はジョン・レノンの名曲「Imagine」、これは何とジェフ・ベックも参加。2曲目はピーター・ガブリエルの名曲「Don't Give Up」。もうこの2曲だけでも買いです!ポシビリティーズと違うのは、よりワールドワイドな選曲と共演ミュージシャン。ハービー・ハンコック自身が世界各地に出かけていって、その地のミュージシャンと共演している。ラストの「The Song Goes On」はチャカ・カーンウェイン・ショーターがインドのムンバイで地元歌手とスーパーセッション。インド音楽のみならず、中南米、アラブ系の曲もジャズと絶妙にミックスしてる。っていうか、これこそがジャズの未来なんじゃない?って個人的には思うんだけどね〜