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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

渡辺貞夫クインテット@ルネスホール

 昨晩はルネスホールへ。お目当ては日本ジャズ界の巨人、渡辺貞夫クインテット。ルネスの開館5周年記念事業ということで、1ドリンク付きで前売り5000円。指定席ではないものの、とってもお得なプライス!ただ、例によって申し込みが遅れたため、僕のチケット番号は293番。ルネスの定員はマックス300人くらいだから、ぎりぎりセーフ。
 開場6時半ぴったりに行ったら、すでに席の半分は埋まってた。で、まわりを見渡すと僕より少なくとも10歳以上は年上の人ばかり。まあ、渡辺貞夫自体が御年77歳だもんね。あちこちで「カリフォルニアシャワーをよう聴いたなあ」なんて声がしてて、その大ヒットアルバム自体32年前のもの。
 しかし・・・演奏は凄かった!!弦楽器や鍵盤楽器と違って、管楽器は身体全体を使って吹かないといけないでしょ。だから、年齢からするとちょっと厳しいんじゃないかなって内心思ってた。でも、全然そんなことはなくて。1ステージ90分以上ぶっ続けで吹きまくって全く息も上がっていない。ストレートアヘッドなジャズあり、ブラジリアン、アフリカン、ファンク、そしてそれらを包含したフュージョン。まるで万華鏡のような音世界。まさに渡辺貞夫が歩んできた道のりをフラッシュバックで見せてくれるような感じ。
 ルネス自体がかなり響くホールだから、ドラムとパーカッションが二つ同時に鳴るとバンド全体のバランスはちょっと難しくなる。だけど、アンコールで2曲、ピアノ伴奏のみでPAを通さずに聴かせてくれたアルトサックスの音色は珠玉のものだった。これだけでも来てよかったって思ったもの。
 改めて渡辺貞夫のアルバムを聴き返しながら、よからぬ企画を考えたりする自分だった(笑)。