年末からのヘビーローテーションはこのアルバム。ポール・マッカートニーの2009年7月に行われたスタジアムライブを収録したもの。もう過去の人じゃない?みたいな見方もあるかもしれないけど、67歳になった今でもちゃんとしたパフォーマーであることはこのアルバムを聴くとわかる。
収録されてる全34曲のうち、ジョージ・ハリソンの「サムシング」とジョン・レノンの「ギブ・ミー・ア・ピース」を除き、すべてがポール自身、あるいはビートルズ時代のジョン・レノンとの共作。で、ウィングス時代のものも含めて、全部がヒット曲。聴き馴染みのある曲ばかり。それを、ほぼスタジオ録音と同程度のクオリティーでライブ演奏してる。
一時期ビートルズ時代の曲はあまり演奏しなかったけど、このアルバムでは先のジョージやジョンの曲まで歌ってる。残されたメンバーとしての責任として、この曲を歌い継ぐんだって思いが伝わってくる。
CD2枚組に加えて、コンサートの全貌を納めたDVDまで付属してて、この映像がまたイイ。マイケル・ジャクソンのTHIS IS ITを見た時も思ったけど、本当のスターとはこういう人たちのことを言うんだなって思う。洋楽ファン(もう死語かもしれないけど(笑))なら、必見・必聴のアルバムです!