別に陸上フリークでもなくマラソンファンでもないのに、昨年の正月に風邪をひいて、たまたまテレビで見た箱根駅伝。箱根の山を登っていく往路5区で神がかり的な走りを見せた東洋大の柏原見たさに、今年も箱根駅伝を見る。
彼のために今年も用意されていたのかというような筋書き。トップと4分26秒差の7位から出発し、あれよあれよという間に前を走る選手を抜き去り、昨年デッドヒート演じたポイントよりもずいぶん前にトップに躍り出て、その後は自身の区間新記録を更新するような走り。2年目のジンクスなんてものはないんだなと感心する。
ゴールした後も、まだまだ走れるといった余力を残し、インタビューでも「楽しく走れました」と。まだ顔にあどけなさの残る大学2年生。あと2年は箱根駅伝往路5区から目が離せないね。