昨晩何気なくつけたテレビで放映してた「感染列島」。医療関係のドラマなんだろうなあって思って見てたら、ああ、これ新型インフルエンザが最初に流行った時期と重なって、かなり話題になった映画だってわかった。実際、うちの職場の感染対策チームの人たちが皆で見に行ったって聞いてたしね。
映画としては、小松左京の「日本沈没」に代表されるような未曾有の災害に見舞われ、その困難に直面する人間模様を描いたもので、ストーリー的には感染症を題材にしたところが新鮮。救命救急やICUの雰囲気もよく出てたし、主演の妻夫木聡が凛々しくていい。「天地人」の直江兼次役もそうだったけど、自分のできる範囲のことを自分の信念としてやる。そういう姿には心を打たれるものがある。他の医療スタッフもそう。悲しい場面も結構多かったけど、こういう事態になったら、自分もそうするだろうなって思わせてくれる。日本の映画もなかなかやるじゃない？
