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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

We Want Miles

 週末のDUO LIVEフライヤーを置きに訪れたお店で、何故かマイルスの珍しい音源が流れてた。エレクトリックサウンドを導入したマイルスが「アガルタ/パンゲア」以降演奏活動休止期間に入り、その後6年ぶりに復活してリリースしたライブアルバムの音源。それが「We Want Miles」(1981年作品)っていう隠れた名盤。
     
 サックスがビル・エヴァンス、ギターがマイク・スターン、ベースは後にマイルスと共同作業も行うマーカス・ミラー、ドラムスはアル・フォスター、パーカッションはミノ・シネル。リズム隊を除けば、皆当時は若手だった。でも、疾走するリズム、しっかりとブラックミュージックに根ざしたブルースを感じさせる演奏は素晴らしい。
 当時持っていたレコードはすり減るくらい聴いたのでCDを買い直そうと思ったら、既に廃盤になっていた!アマゾンで調べてみると、残り僅かの在庫ありとのこと(試聴も可能)。急いで注文して、iTunesへ読み込み、イヤホンで大音量にして聴いてみる。
 う〜ん。今さらながら凄い・・・
 シンプルなモチーフに、空間を切り裂くようなインプロヴィゼイション。ただ、今の時代、こういうのはウケないんだろうなとも思う。Disc 2のMy Man's Gone Nowは東京での名演が収録されてるけど、演奏時間は20分超だしね。まず、1曲ダウンロードに馴染まない。
 そうは言っても、やっぱりいい。結局この時代のものが好きなんだよなあ。